今週末でついにヤマハファクトリーで最後のレースを迎えるバレンティーノ・ロッシ。数々の名勝負、素晴らしい走りを見せてくれたが、ファクトリーチームで活躍するロッシを見ることができるのは、今週末の3日間で最後となる。来年ペトロナス・ヤマハ・SRTに移籍するため、引退するわけではないが、バレンティーノ・ロッシにとって重要な、ヤマハファクトリーでのキャリアの終了となる。
しっかりと競争力を発揮したい
バレンティーノ・ロッシ
「今まで長年共に戦ってきたクルーとの最後のレースになりますから、日曜日は特別な1日になるはずです。Ducatiで2年を過ごした後に迎えてくれたヤマハの皆には本当に感謝してもしきれません。この2年間で打ちひしがれていたので、ファクトリーチームでもう一度やり直すことが必要だったんです。」
「カル・クラッチロー、ドヴィツィオーゾが来年はレースに参加しませんが、これは残念なことですね。カルはWSBKライダーでしたが、MotoGPでも重要なキャリアを歩んだと思います。彼とはいろいろな思い出がありますし、何度もレースで争いました。2016年に雨のブルノで彼が初めて優勝した事を今も覚えています。あの時は彼が優勝し、自分が2位でした。」
「ドヴィツィオーゾとはミニバイクの頃からの知り合いで、10歳位からずっとお互いを知っている間柄です。ドヴィツィオーゾともすばらしいバトルをしてきました。2016年にマレーシアで彼が優勝、自分が2位でしたが、レースを通じてずっとバトルをしていたと覚えています。」
「今週末については競争力をしっかりと発揮することが重要でしょう。シーズン最終戦ですし、チャンピオンシップにおいてあまり良い位置にいるとは言えません。今週末、強さそして速さを発揮したいですね。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)