マン島TT2017のBennettsライトウェイトでマイケル・ラッターが2013年ぶりに優勝しました。ラッタが操縦したマシンはイタリアのPaton(パトン)で、これはPaton(パトン)にとっては初のTT優勝となりました。ベースとなっているのは「Paton S1-R Lightweight」というモデルで、カワサキ ER-6シリーズのエンジンを使用しています。
マイケル・ラッターはBennettsライトウェイトTTで2013年以来初となるTTでの優勝を飾った。これは彼にとっては通算5度目のTT優勝となる。
これはイタリアのPatonにとっては初のTT優勝となる。彼は新たなラップレコード118.645mph(1時間16分19秒324)を記録。昨年のイヴァン・リンティンの記録を破った。ラッターはレース序盤からリードを築き、そのまま抜かれることなくゴール。彼は2位のマーティン・ジェソップに8.8秒の差をつけ、ピーター・ヒックマンがさらにTT表彰台の数を増やして3位を記録した。
ラッターは1周目のグレンヘレンまでにチームメイトのステファノ・ボネッティとの差を1秒とし、ジェソップはそこから0.4秒離されて3位。ラムジーを通過するところで、ラッターはボネッティとの差を3.4秒に広げ、ジェソップとの差は2.1秒だった。リンティンは2.9秒送れて4位で、ヒックマンがクーパーを抜いて5位に浮上した。オープニングラップは118.955mphで、ラッターはボネッティに4.4秒差をつける。ジェソップはそこから僅か1秒のところに迫っており、リンティンは4位だが、ジェソップとの差は4.6秒。ヒックマンとクーパーの5位6位は変わらず。
ラッターはさらに0.5秒リードを広げるが、その中でジェソップが2位に浮上。ボネッティはヒックマン、ジェームズ・コートンとのバトルを展開。また、マイケル・ダンロップがクーパーを交わして6位に浮上した。燃料給油のためにピットストップが行われ、ラッターは120.362mphを記録する素晴らしい2周目でさらなるリードを広げる。彼とジェソップとの差は10.5秒に開き、ボネッティは良い走りをする中でリタイア。リンティンはヒックマンとクーパーに対して僅かなリードを確保。ダンロップは7位に後退した。
リンティンはヘルメットを交換したことでタイムロス、また、ラッターも同様にピットでタイムをロス。彼のジェソップとの差は、3周目のグレンヘレンでは2.8秒にまで縮まる。ヒックマンは3位に浮上、クーパーが5位、コートンは6位となった。ラッターはBallaughへ向かう中で再びチャージをしてリードを2倍とする。これで彼のリードは5.4秒となった。ヒックマンはリンティンとの差を21秒とし、3位をほぼ確実なものとする。しかし、ギャリー・ジョンソンは不幸にもここでリタイア。
ラッターは4周目のファイナルラップへと突入。彼はリードを7.9秒にまで広げる。ヒックマンは2位のジェソップから25秒ほど離されて3位。彼とリンティンとの差も同様だった。ラッターはこの後特に問題なくゴール。2位のジェソップに8.8秒の差をつけた。ジェソップはこれで自身2度目のTT表彰台、TT参戦の中での最高位獲得となった。
ヒックマンの今週の素晴らしい走りは変わらず3位を獲得。チームオーナーで優勝経験もあるチームオーナーのライアン・ファークハーにこの結果を捧げた。リンティンは3連続の優勝を果たせず4位。クーパーとブルックスは自身最高位となる5位と6位をそれぞれ獲得した。
7位はマイケル・ダンロップ、8位コートン、9位マイケル・スウィーニー、10位は昨年のマンクスGPの勝者であるジェイミー・ホドソンが獲得した。
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