カタルーニャGP決勝結果です。決勝レースは路面温度54℃という環境で行われました。この状況を制したのは2戦連勝となってドヴィツィオーゾ選手でした。2位はマルケス選手、3位はペドロサ選手が獲得しています。
この厳しい温度の中で選手達のタイヤ選択は別れ、前後共にハードを履いたのはロレンソ選手、ペトルッチ選手。フロントハード、リアにミディアムを履いたのがペドロサ選手、マルケス選手、ドヴィツィオーゾ選手でした。
ホールショットはポールポジションからスタートしたペドロサ選手が奪い、スタートでペトルッチ選手がマルケス選手に横から激突します。その後ロレンソ選手がトップに立ちレースをリード。残り20周の時点でマルケス選手がトップに浮上、ペドロサ選手、ロレンソ選手が後に続きます。
残り18周で再びペドロサ選手がトップに浮上し、良い位置で走行していたアレイシ・エスパルガロ選手はマシントラブルでリタイア。その後レースは大きな動きがありませんが、ロレンソ選手がずるずると順位を落とします。
レースはペドロサ選手の後ろでタイヤを温存していたドヴィツィオーゾが残り9周で余裕を持ってオーバーテイクしたことで大きく動き、ドヴィツィオーゾ選手はここから差を広げ、マルケス選手もペドロサ選手をオーバーテイク。
その後調子を取り戻したロレンソ選手が猛烈に追い上げ、ザルコ選手、ペトルッチ選手を次々にオーバーテイクして4位まで浮上。しかしこの時点でペドロサ選手との差は大きく、そのまま4位でレースを終えます。良い位置にいたペトルッチ選手は残り2周で無念の転倒リタイアとなりました。
ロッシ選手は追い上げに追い上げて8位。同じくビニャーレス選手は10位でレースを終え、チャンピオンシップにおけるダメージを最小限に留めました。
なお、5位はザルコ選手、6位フォルガー選手、7位バウティスタ選手、バルベラ選手が9位となっています。
(Photo courtesy of michelin)