マルティンを落ち着いて走行させたかった
ドーハGP2位 ヨハン・ザルコ 42’25.454
「自身の予選も素晴らしい内容でしたが、予選ではチームメイトの走りに驚き、そしてレースでも驚かされました。先週よりも遅いペースになると予想していたのですが、マルティンは先週のペッコを上回るペースで、ほとんど全ての周回でレースをリードしました。」
「今回は自分自身も良い走行が出来ていて、自分をオーバーテイクしたライダーをすぐに抜き返して2位ポジションをキープすることが出来ました。実はホルヘに落ち着いて走行させようと思っていて、他のライダーが彼にちょっかいを出すのをブロックしながら走行していたんです。」
「彼のペースは素晴らしく、クリーンに走行していましたから、彼がフロントで自分が2位の状況を維持したまま周回を重ねたいと思っていたんです。残り2周か、3周の時点まではこの状況で上手く走行が出来ていました。」
「しかしファビオが追いついてきて、瞬く間にホルヘをパス、そしてリードを築いて走行していきました。ファビオを逃さないようにと追いたかったものの、マルティンを抜くのは容易ではなく、ようやく最終ラップのターン15で彼を抜くことが出来たんです。いずれにしてもカタールをチャンピオンシップリーダーとして後に出来るのは嬉しいですね。」
「マルティンのライディングもわかっていますし自分達のバイクのこともわかっています。Ducatiは自分達からのフィードバック内容には興味があると思いますよ。2人の意見を伝えて、さらに強いバイクにしていって欲しいですね。」
「しかしマルティンのライディングはまるでルーキーとは思えません。金曜の時点から落ち着いていましたが、今週はノーミスですよ。彼が何歳かわかりませんが、彼の走りはまさにMotoGPライダーそのものですよ。」
KTMを去ったのは自分自身のため
「KTMを去ったことは後悔していません。あの決断は自分自身のためでした。バイクに乗ることが好きなのに、笑顔を失ってしまうような環境であれば他のことをしたほうがましです。Ducatiは自分を笑顔にしてくれるバイクを提供してくれ、そしてチームもまた最高の環境を提供してくれるんです。」
「表彰台でファビオはシャイで、なかなか国家を歌おうとしないものですから、自分が彼を誘って、最後は2人で歌ったんですよ。再びこういう機会があるといいですね。」
(Source: pramac racing)
(Photo courtesy of michelin)