バレンティーノ・ロッシはキャリア最後となるMotoGPの予選でトップ10に入った。FP3では愛弟子のフランチェスコ・バニャイアに引っ張ってもらう場面があったが、これは特に事前の打ち合わせなどなく、ペッコが背後にバレンティーノ・ロッシがいる状況でもプッシュを続けたことによるもの。
トップ10からのスタートであればレース運びも大きく変わるはずで、最後のレースでトップ10を争うバレンティーノ・ロッシを楽しみにしたい。
トップ10からスタート出来ると全てが変わる
バレンティーノ・ロッシ
「今日の走行ではペッコが助けてくれました。特に明確なプランはなかったんですが、彼が自分が後ろにいる状態でもプッシュを続けてくれました。ペッコのおかげでラップタイムを改善することが出来ましたね。」
「ペッコと一緒に走行している際に彼が転倒しましたが、自分にとっては1周目に新品のリアタイヤの良い部分は使い切ってしまうんです。2周目はすでにあれ以上で走ることは出来なかったでしょう。」
「FP3からバイクのフィーリングは良かったですし、タイヤもセッティングも良い形でしたし、素晴らしい土曜日でした。最終的にトップ10に残ってQ2に進出出来ましたしね。こういう結果を出せると全てが好転します。」
「FP4でも悪くなかったと思います。いくつかのタイヤを試していますが、予選では30秒7を記録しています。予選でもトップ10に残れましたし、ヤマハ最速のファビオにも接近出来ました。」
「最終戦でこういう結果を得られると、自分にとってもチームにとっても素晴らしいですね。感情的な部分はさておき、この週末は素晴らしい結果を得られていると思います。明日のレースをトップ10でスタート出来るのは嬉しいですね。」
バレンシアGP スターティンググリッド
(Photo courtesy of michelin)