今まではザルコ選手の活躍の影になることが多かったフォルガー選手ですが、今週は地元ドイツで素晴らしい走りを披露。レースをリードし、マルケス選手に抜かれた後も終始マルケス選手を追い立てる走りでした。後半のターン1でのミスが無ければ、優勝出来ていたかもしれないと思わせる走りでした。

 

Q

「今日はここザクセンリンクでホームGPのファンの前で、MotoGPクラス初の表彰台を獲得しました。まずはレース序盤にダニロ・ペトルッチとの接触がターン2でありましたね。これは本当に何事も無くてラッキーでした。」

ジョナス・フォルガー

「予想していなかったので驚きましたし、あやうくバイクから投げ出されるところでした。何が起きたのかわかりませんが、バイクから投げ出されなくてラッキーでした。そのままプッシュを続けて、マルクと共に良いリズムで走行出来ました。今日は彼の走りを観察して多くの学びがありました。結果的に最高のレースになりましたよね。」

 

Q

「今までにレースをリードした経験はあるわけですが、MotoGPクラスのレースをここドイツでリードするというのは特別なものだったでしょうね。」

ジョナス・フォルガー

「本当に素晴らしいものでした。今日のレースは今までの勝利よりも大きなものでした。今この瞬間は本当にモチベーションに溢れていて、アドレナリンを感じています。こうしてお客さんが盛り上げっているのを見ると、次のレースに向けてさらなるモチベーションになります。」

 

Q

「今日はマルクについて行っていましたが、最後の5周ほどで離されてしまいました。この最後の5周に関してのあなた達2人の最大の違いはなんだと思いますか?」

ジョナス・フォルガー

「ターン1のブレーキングでワイドになってしまい、そこで1秒半失いました。そこでのギャップを埋めようとしているうちに、タイヤを駄目にしてしまったんです。彼はそのまま逃げていってしまいましたが、何度も追いつこうとしていたんですが、何度も転倒しそうな瞬間がありました。そこで自分に落ち着いて2位を狙う走りにしようと言い聞かせたんです。」

 

Q

「こうしてMotoGPクラスで2位を獲得して、ホームレースのファンに最高の歓迎を受け、素晴らしい賛辞を送られてという状況で、ライバルからも賛辞を受け、まさにキャリア最高の瞬間だと言えると思います。」

ジョナス・フォルガー

「全てのライダーから祝福してもらい、バレも握手してくれて祝ってくれました。この瞬間というのはけして忘れる事がないでしょうね。マルクが初めて勝利して表彰台に上がった時を忘れたことが無いというのがわかります。今日の結果は、今までのMoto2やMoto3での優勝とは比べられません。」

 

Q

「レースは4週間後となりますが、存分に祝えるのでは?」

ジョナス・フォルガー

「(笑)確かに良い仕事が出来ましたから、お祝いをするべきでしょうね。前半戦を終えてこれから夏休みを迎えるにあたっては最高の形ですね。」

 

Q

「素晴らしい前半戦だったと思いますが、エネルギーを充電するのにどこかにバケーションで出かけたりするのでしょうか?」

ジョナス・フォルガー

「ええ。1週間ほど休暇があります。その後はトレーニングを再開してブルノに備えます。そしてここと同じようなスピードを発揮したいと思います。皆にとってもこうして休暇を取って、またしっかりと力強くレースに戻ってくるというのは重要なことだと思います。」

 

Q

「77,000人の地元ファンもあなたのことをしっかりと見守っていると思います。今日は本当におめでとうございました。」

ジョナス・フォルガー

「どうもありがとう。」