練習走行ではいずれのコンディションでも良いペースで走行出来ていたペドロサ選手は、決勝レースでは同様のペースで走ることが出来ず、結果的に3位となりました。マルケス選手も語っているとおり、フォルガー選手のペースは大きな驚きだったようです。
Q
「今日はここで表彰台に帰ってきました。今回はマルケスというタフなチームメイトの走りもありましたが、こうしてチャンピオンシップにおいて16ポイントを獲得しました。」
ダニ・ペドロサ
「今週末はあらゆるシチュエーションに対応出来るようにしっかりと作業を進めました。ウェットでもドライでもスピードを発揮出来、今朝のウォームアップも素晴らしいフィーリングがありました。今日は同様のペースで走行できず、リアのグリップに苦戦しました。1周目はしっかりとしたグリップがあってマルクについていこうとしていたんですが、その後にグリップが落ちてしまいました。ネガティブに感じないようにと思っていたんですが、フォルガーに抜かれたのにも、彼が最後まで力強い走りだったということにも驚かされました。その後もグリップが落ちてしまって、いろいろなことを試したんですけど、彼らほど速くは走れないということがわかったので、最後までペースを維持することに努めました。ただ今日はしっかりとポイントを確保出来ましたし、こうしてしっかりとレースを終える事が重要だと思っています。これから夏休みですが、いかにタイヤやバイクの性能を引き出すのかということに関して作業を続けます。そしてさらにコンスタントな走行を続けたいと思います。」
Q
「今日は孤独な走行だったと思います。マルケスとフォルガーはかなり前にいる状態で、セカンドグループとの距離はかなり離れていました。こういった状況で集中力を維持するのは大変だったのでは?」
ダニ・ペドロサ
「正直毎周同じだったわけではなくて、スピンが多い周もあれば、スピンが少ない周もあったんです。ですから、次のコーナーで何が起こるかわからない状況での走行でした。後方ではマーベリックが追い上げて4位まで順位を上げているのがわかっていましたから、後半にペースを維持しなければならないというのは理解していました。ただ、最終的にはハッピーですし、ポジティブな気持ちで夏休みを迎える事が出来ます。」
Q
「チャンピオンシップでは僅かに26ポイント差です。まだチャンピオンシップ候補として争うことが出来ますね。」
ダニ・ペドロサ
「ええ。いくつかミスもありましたし、自分達の弱点もわかりました。夏休みはそういった面に関しての作業を進め、後半戦に準備をしたいと思います。」
Q
「この後はブルノでのテストもありますが、4週間後のチェコでのレースに関してどのような事を考えているのでしょうか?」
ダニ・ペドロサ
「夏休み中にブルノでのテストがありますが、ここではよりコンスタントに走行が出来るようにしていきます。チームにとっても良いテストになるでしょうし、新しいパーツも届く予定です。テストでも良い走行が出来るというポジティブな感触があります。」
Q
「ダニ、夏休みを楽しんでください。」
ダニ・ペドロサ
「ありがとう。」