今後の持続的なエネルギー供給の観点から、ENEOSホールディングス株式会社、本田技研工業株式会社、カワサキモータース株式会社、スズキ株式会社、ヤマハ発動機株式会社の5社は電動二輪車共通バッテリーのシェアリングサービスの提供、シェアリングサービスのインフラ整備を目的とする「株式会社Gachaco(ガチャコ)」を4月1日に設立する。[adchord]
5社が共同で電動二輪車共通バッテリーのシェアリング、インフラ整備を目指す
電動モビリティの普及を目指す5社が連携していくことで、共通バッテリーを使用する電動モビリティの開発、販売、そして共通バッテリーのシェアリングサービス、インフラが整備されることで、今後ますます必要性が高まる循環型社会の実現に貢献していく。
株式会社Gachaco(ガチャコ)は今年秋を目処に、電動二輪車の共通仕様に適合したバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」のシェアリングサービスを、東京など大都市圏から開始することを予定している。バッテリー交換ステーションである「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:」は、駅前などの利便性の高い場所、ENEOSのサービスステーションなどへの設置を検討している。
株式会社Gachaco(ガチャコ)は、将来的に電動二輪車のみならず、商業施設や住宅等に設置する蓄電池などの様々な製品においても共通仕様バッテリー利用促進を目指していく。さらに利用したバッテリーについては、ENEOSが検討している「BaaSプラットフォーム」を通して、2次利用・3次利用・リサイクルすることで、バッテリーの循環利用を促進する。[adchord]
株式会社Gachaco(ガチャコ)のこうした取り組みにより、バッテリーを利用する電動車両の給電ネットワークのインフラ化、脱炭素、循環型社会の実現が進むことが期待される。しかしながら、車両とインフラの普及はもとより、駅前に気軽に二輪車が駐輪出来るスペースの確保、街中のデッドスペースに二輪車が駐輪出来るスペースの整備なども合わせて、自治体とも連携しながら取り組むことが重要になるはずだ。