ミシュランによるMotoGP2022ポルトガルGPプレビュー今年の5戦目からミシュランとMotoGPパドックはヨーロッパに戻り、ポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェにてレースを行う。このサーキットの収容人数は10万人、俗にポルティマンで親しまれており、全長は4.6km、9つの右コーナーと6つの左コーナー、そして約1kmのストレートを有する。ライダーのトップスピードは350km/hを超え、高低差のあるレイアウト、ターン1への独特なダウンヒルがあることから、「高速ジェットコースター」とも呼ばれている。[adchord]

ミシュランが今回持ち込むミシュラン・パワースリックは通常の3種類のコンパウンドで構成される。フロントタイヤはソフト、ミディアム、ハードの3種類で、すべて左右対称タイヤ。リアタイヤはソフトとハードの非対称タイプで、右コーナーに対応するため右側にハードコンパウンド、そして左右対称タイプのミディアムが用意されている。

春のアルガルベの気温は穏やかと予想されるが、海岸に近いため雨の可能性もある。そのため、ミシュランのパワーレインタイヤも用意され、フロントはソフトとミディアムの左右対称タイヤ、リアはソフトとミディアムの左右非対称タイヤで、スリックと同様に右側が硬めのコンパウンドになる。ミシュランによるMotoGP2022ポルトガルGPプレビュー

ミシュラン2輪モータースポーツマネージャー ピエロ・タラマッソ

「オースティンでの記録的なレースウィークエンド、アルゼンチンからロジスティック面で難しいレースが続きましたが、我々はヨーロッパに戻ってくることを楽しみにしています。」

「ポルティマンでのMotoGPレースは今回で3回目となり、ミシュランも詳細なコースデータを得ることが出来ていますから、今週末のタイヤアロケーションをより細かく調整することが出来ました。開幕から4戦はファンにとってエキサイティングなレースとなりましたが、アルガルベにおいてもハイレベルなレースが続くでしょう。」

(Photo courtesy of michelin)