Ducatiが売りに出されるというニュースの信憑性はいかほど?と思っていた方も多いと思いますが、どうやら本当に売りに出される可能性が強くなってきました。ロイターの報道によると、Ducatiの入札にはイタリアのファッションブランドであるベネトンも参加するようです。なお、業績が悪化しているハーレーは、予想通り入札には参加しない見通しです。

イタリアのベネトンが、ドイツのフォルクスワーゲングループから売りに出されているDucatiの買収競争に参加しようとしている。フォルクスワーゲングループのAudi部門がDucatiを所有しているが、ベネトンファミリーの投資に特化した子会社であるエディツィオーネ・ホールディングは、Ducatiに12億ドルの値を付けていると、ある情報筋が話している。

ボルゴ パニガーレをベースとするDucatiは、1926年に真空管とラジオ部品を作る企業として創業。第二次世界大戦では数度空襲を体験しながらも経営を続けた。欧州最大の自動車ブランドであるフォルクスワーゲンは、ディーゼル不正問題による数十億ドルに及ぶ罰金を受けており、トランスミッションメーカーであるRenkを売りに出す可能性も出ている。

エディツィオーネ・ホールディングと同様に、アメリカのバイアウト専門のファンドであるベインキャピタル、インドのバイク企業であるアイシャー・モーターズ、バジャージオートなども入札に参加しているという。インドのアイシャー・モーターズは、1893年に創業したロイヤルエンフィールドを所有している。

入札に参加する可能性がある企業としては、アメリカのポラリスインダストリーズがあるが、ポラリスは今年の始めにVictory Motorcycleブランドを閉じている。オークション第二ラウンドの参加者は土曜日には選出されると2つの情報筋が伝えている。

フォルクスワーゲンのアドバイザーであるEvercoreは、プライベート・エクイティ・ファンドであり、Ducatiを以前所有していたInvestindustrial、CVCキャピタルパートナーズ、Advent、PAIなど、高値を付ける可能性のあるプレーヤーを含む入札者リストを作成している。

オークションが第二ラウンドにもつれる場合、エディツィオーネ・ホールディングは金融機関系投資家とともに合弁企業を作るかもしれないと言われている。スーパーバイク世界選手権で14度タイトルを獲得し、カール・フォガティ、トロイ・ベイリスが活躍したDucatiを購入出来るのは誰だろうか?Audi、エディツィオーネ・ホールディング、Investindustrial、Advent、PAIはコメントを拒否。その他の企業は現在コメント出来ないとしている。

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