ファビオ・クアルタラロは前回のタイGPでは雨の中で戦闘力を発揮出来ずに終わったが、これはタイヤの空気圧を間違えて出走したことが原因だったと明かした。これが原因でグリップを発揮出来ずに終わった形だ。チャンピオンシップ争いの中では致命的なミスとなるが、クルーチーフのディエゴ・グベッリーニは同じミスは繰り返さないと語る。

[adchord]

タイヤの空気圧をミスってしまった

ファビオ・クアルタラロ

「タイのレースは最悪でした。もっと良い結果を期待していましたが、タイヤの空気圧をミスしてしまい、空気圧が高かったんです。フィーリングも全くなくタフなレースでしたね。フィリップアイランドは大好きなトラックですし2019年はレースでも転倒していますから多くの経験はない状況です。」

「チャンピオンシップのことを考えていきたいと思っていますが、ペッコだけを見るのではなく、アレイシ、ジャック、エネアもいます。レースごとに集中していきたいと思います。2020年はジョアンに対してポイントを失わないようにと思っていましたが、昨年はすべてのレースでスピードを意識して走っていました。昨年タイトルを獲得したことで、チャンピオンシップ争いの状況でも落ち着いて挑めると思っています。」

ファビオに通常の走りをさせられなかった

ディエゴ・グベッリーニ

「タイは決勝レースでタイヤ空気圧をミスしていました。それまでの走行からタイヤ空気圧を決定したのですが、完全に誤りでした。これでファビオはグリップを発揮することが出来なかったんです。これでファビオは通常ウェットレースで発揮しているようなペースを発揮することが出来なかったんです。本来はもっと良い結果が出せるはずでした。」[adchord]

「ファビオはタイトル争いをしていますから、レース後はかなり頭に来ていました。とは言え、彼はそれをスタッフに当たるようなことはせずでしたね。今週末も雨のレースになる可能性があります。しかしレインコンディションに関しては経験が増していますし、同じミスを繰り返さないことが重要です。」

「シーズン序盤から多くのDucatiと戦う状況が続いています。ヤマハの技術的な状況はベストとは言えませんが、ファビオはすべてのレースでDucatiと戦うことが出来ています。ライダーの素晴らしい走りでスピードの不足に関わらず戦えていますし、これからの最後のレースに向けても自信があります。」

(Photo courtesy of michelin)