レース前に順位を予想していたマルク・マルケスだが、その予想どおりに7位を獲得した。エンジンパワー、トラクション、そしてフィジカル面の強靭さが要求されるこのトラックにおいてDucatiを追うのは難しかったようだ。最終戦バレンシアは再び結果を出せる可能性が高いトラックのため、本人も良いレースになる予感があるようだ。[adchord]

20周プッシュするのは無理

マルク・マルケス


「昨日話していたように8位、9位が現実的という予想は当たりました。マルティンの転倒で順位を上げることが出来ましたし、ミルは腕上がりの問題を抱えていたようで順位を下げました。」

「正直20周をフルにプッシュするのは無理です。序盤の2周はフルにプッシュしましたが、Ducatiのペースは圧倒的でした。ターン14、ターン15の立ち上がりでかなりタイムを失っていました。」

「数周リスクを冒すことは可能ですが、20周それを続けることは出来ません。ですからある程度の順位で妥協する必要がありました。」

「ファビオ・クアルタラロ、マルコ・ベッツェッキのほうが速かったで抜かれた後、スズキライダー達とのバトルになりました。彼らのほうが少し速かったのですが、良い戦いが出来ました。貴重なデータを収集出来ましたから、この先のバレンシアで良いレースがしたいですね。」

「今週末はとにかく難しさを感じていましたね。このサーキットはエンジンパワー、ロングコーナーでのトラクションが必要になります。こうした状況では強みを発揮出来ませんでした。」

「ポジティブなことを多くの情報を得ていることで、ホンダも作業を続けていることです。これからはHRCが来年に向けてしっかりとバイクを改善することを期待します。このサーキットではトップ争いが出来ない状況でしたね。」

「レースの中でもテストを続けています。ホンダはこのテストに自分が適任だと考えているんです。実戦の中でのテストはあまり好ましくありませんが、良い形でテストは出来ています。」

「バレンシアでは金曜日も2023年のテストを行いますが、良い走りが出来ているようであれば、チームにこの週末を楽しませてくれと言うでしょう。(※レースウィークで結果を出すための作業に集中すること)」

(Photo courtesy of michelin)