MotoGPは2023年シーズン開幕に先駆けてシェイクダウンテストがマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されている。シェイクダウンテストは各メーカーのテストライダー、そしてMotoGPクラスのルーキーが参加するテストとなる。初日を終えた段階ではヤマハのテストライダーのカル・クラッチローが最速タイムとなる2:01.146を記録。[adchord]

ヤマハ

ヤマハのカル・クラッチローは2022年と2023年の比較を行っており、昨年バレンシアでも話題となったアグレッシブな2023年型エンジンは、タイムシートの330km/hというトップスピードを見る限り、ライバルと遜色ないレベルになっているようだ。

ただ、トップスピードや立ち上がりの加速を重視すると他の面を犠牲にせざるを得ないため、2023年型のヤマハM1がどのようなバランスで仕上がっているのか、それをファクトリーライダー達がどのように評価するのか気になるところ。

GAGAS

GASGASはルーキーのアウグスト・フェルナンデスがRC16を操縦。彼はMotoGPバイクをまともに試す機会がなかっため、今回の3日間のシェイクダウンは非常に重要な時間となる。なお、フェルナンデスはカル・クラッチローに続く2位タイムで、カル・クラッチローとの差は僅かに0.185秒だ。

KTM

なお、KTMは新たにテストライダーとなったジョナス・フォルガーがダニ・ペドロサと共にテストに参加。ダニ・ペドロサは初日はジャック・ミラーのスタッフと作業を行っていたようだ。

ホンダ

ホンダからはテストライダーのステファン・ブラドルが参加。新しいエアロパッケージ、エキゾーストを搭載したRC213Vをテストしている。エンジンは2023年型、シャーシは2種類でのテストでタイムは4番手となった。

アプリリア、Ducati

アプリリアはテストライダーのロレンソ・サヴァドーリが参加。Ducatiからはミケーレ・ピロがテストに参加している。

(Photo courtesy of michelin)