MIE Racing Hondaチームは、開幕が今月末に迫る中、ポルトガルで開催されたテストに参加。今シーズンを戦うハフィズ・シャーリンとエリック・グラナドは、1月31日と2月1日にそれぞれ半日ずつテストを行った。天候はドライとなったが、他のチームと比較すると絶対的にテスト日数が足りないだけに、バイクのセットアップ、ジオメトリーの確認、ライダーのバイクへの慣れ等含めて、開幕までにどの程度の作業が出来るだろうか車体も現時点で黒一色となっており、外装の仕上げもまだみれからという状況が伺い知れる。[adchord]

ハフィズ・シャーリン

「エリックと共に2日間で半日ずつ走行をしました。初日は午後、1日は朝にライディングをしています。ですから、実質テストしたのは1日ですね。バイクは新しいスイングアームになっていて新しいバイクと言える状況でしたから、ベースセットアップをこれだけ短い時間で見つけるのは至難の業です。チームへフィードバックするために、基本的にはとにかく走行を重ねることにしました。」

「オーストラリアではある程度のベースセットアップと共に作業を始めることが必要不可欠です。オーストラリアの時点では100%パッケージを正しい方向に進めることに集中する必要がありますから。2ヶ月の間バイクに乗れていませんでしたから、バイクに再び体を慣らす意味でも重要なテストになっています。オーストラリアではレースウィークに向けて作業を進めていく必要がありますが、他のチームがヘレスでもテストしている中で、MIEはテスト時間が限られています。ある程度は良いフィーリングを見つけることが出来たことはポジティブだったと思います。」

エリック・グラナド

「ドライで初めてバイクのテストが出来ました。自分自身スーパーバイクで初めてポルティマンを走ることになりましたから、ラインを見つけるのには相当の時間が必要でしたね。ホンダが持ち込んだ新しいパーツもありましたから、それらを使用しながら、機能させるために電子制御やセットアップ部分で作業を続けていました。」

「こうした作業もしていたので、望んだほどに走行時間を確保出来ていません。ソフトを履いてタイムアタックという状況ではなく、とにかく走行を重ねてバイクの全体を改善する作業をしていたんです。オーストラリアでのテスト、そしてレースでは全力を尽くしていきます。」

(Photo courtesy of MIE)