冷静な走りを披露した長島哲太 ウエットのレース2でトップ10目前の11位でフィニッシュ FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)フィリップアイランド戦

2026年WorldSBK開幕戦オーストラリアラウンド最終日、Honda HRCはテストライダーの長島哲太を擁してフィリップアイランドに挑み、ウエットコンディションのレース2で11位を獲得した。難しい状況下で堅実な走りを披露し、トップ10まであとわずか4秒に迫る内容だった。

今大会はジェイク・ディクソンとソムキアット・チャントラが欠場。長島がチーム唯一のレギュラー参戦ライダーとして出走し、テストチームからライアン・ビッカーズがワイルドカード参戦した。日曜のスーパーポールレースは10周で争われ、長島は6列目スタート。ドライ路面で始まったが、朝の雨の影響が残る難しいコンディションだった。スタートでポジションを落としながらも挽回を図り、7周目までに18番手へ浮上。終盤にさらに1つ順位を上げ、17位でフィニッシュした。

続くレース2は一転してウエットコンディション。強風も吹く中、長島は再び同グリッドからスタートしたが、オープニングラップ中盤で最後尾まで後退する。しかし冷静さを失わず、徐々にウエット路面へのフィーリングを高める。7周目には14番手、13周目には13番手まで浮上。転倒者が続出する難コンディションの中、ミスを避けながら終盤にさらに2つポジションを上げ、11位でチェッカー。トップ10まで4秒差と迫った。ワイルドカード参戦のライアン・ビッカーズはスーパーポールレースで15位に入る健闘を見せたが、レース2はリタイアとなった。

長島哲太

「今日は特にチャレンジングな一日でした。週末で初めてのウエットコンディションでしたし、すぐにフィーリングを掴むのは簡単ではありませんでした。加えてコンディションが常に変化していて、この状況に対するデータも多くなかったので、できるだけ冷静かつ賢くセットアップを進めようとしました。スーパーポールレースは厳しい内容でしたが、レース2ではバイクのフィーリングは決して悪くありませんでした。路面の水量が多い部分では少し難しさを感じましたが、こうした状況では普通のことだと思います。スタートは本当に良くなく、1コーナーでは水しぶきでほとんど前が見えませんでした。」

「オープニングラップの途中で最後尾まで落ちましたが、落ち着いてリズムを取り戻すことを意識しました。少しずつ前のライダーをパスできましたし、ペースも驚くほどではないにしても悪くはなかったですし、まだ伸びしろも感じています。今日はミスをしないことが最優先でした。無理をせず、将来に向けた有益なデータを持ち帰ることが重要でした。週末を通してチームとの仕事はとても楽しかったですし、着実に前進できていると感じています。次戦でもさらに一歩前進できるように取り組んでいきます。」