チームHRCのイケル・レクオナ、シャビ・ビエルへの2人はヘレスに続いてポルトガルでテストを完了。2日間共に晴天に恵まれたこともあって様々なテストを行っている。テスト内容はヘレスに続いて、バイクのセットアップ、エレクトロニクス、ジオメトリーを中心に行われている。[adchord]

イケル・レクオナ

「この2日間のテストには満足していますが、特に今日のテストは良かったですね。ターン13で高速で転倒していますが、フロントブレーキに指をかけた瞬間にフロントを失ってしまったんです。コーナーエントリーで過剰に自信があったことが原因でしょう。」

「体は無事ですたけど、バイクはかなり酷く壊れてしまって、バイクを迅速に完璧に直してくれたチームは本当に感謝しています。いろいろなパーツをテストしていますが、メインは止まることと旋回性の部分にフォーカスしています。ヘレスの時点であらゆる新しいパーツ類を試しているんです。」

「最終的には苦戦してしまっていたんですが、今回の2日目で良い形となりました。ラップタイムの面でライバルに遅れをとっているのは間違いないんですが、ペース面では悪くありません。レースシミュレーションも行っていますが、最後までコンスタントに走行することができていました。これは昨年実現出来なかったことです。オーストラリアではどのような形でスタート出来るか楽しみです。」

シャビ・ビエルへ

「ヘレスではいろいろなテストをしていましたが、方向性を決めるためのテストでした。ここでは明確なベースがある状態でのスタートでした。ラップを重ねながら改善していき、パフォーマンスとフィーリングが改善しています。初日の転倒はチームに申し訳なかったですが、チームは迅速に修復してくれました。2日目はトラブルフリーで走行が出来たので良かったですね。」

「このテストではいろいろな内容を組み合わせてのテストでしたので自信を感じています。作業はまだ残っていますが、間違いなく前進が出来ています。2日目もハードタイヤで走行した時にペースが良かったのはポジティブでしたが、ソフトタイヤでタイムアタックが出来なかったのは残念です。」

「タイムアタックは残念でしたが、バイクのフィーリングは良かったですし、ハードタイヤで素晴らしいペースで走行が出来ました。実際のレースで使用するのはハードタイヤになりますから、昨年から比べて改善が出来ているのが嬉しいです。ヨーロッパでのプレシーズンテストは素晴らしい形で終えることが出来ました。次はオーストラリアですが、今回のテスト結果をしっかりと分析して挑みたいと思います。」

(Photo courtesy of HRC)