FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)はイタリアの象徴的なサーキットであるイモラ・サーキットに戻ってくる。イモラは2023年の第7戦の会場となり、レースは7月14日から7月16日にかけて開催される。2001年に初めてFIM スーパーバイク世界選手権(SBK)のカレンダーに加わったイモラは、2006年のベイリス2度目のタイトル獲得の舞台になるなど、数々の名勝負が開催された。

なお、FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)はかねてより特定のメーカー、国を向いたルールになりがちと言われてきた。レースというイベント自体が国内のみならず、インバウンド向けの観光事業と考えると、ある程度、ラウンド数に対しては優遇処置が働くのも無理からぬ話で、今回のイモラ国際サーキット側の発言内容からも、こうした側面が少なからずあることが伺える。[adchord]

WorldSBKエグゼクティブ・ディレクター グレゴリオ・ラヴィラ

「3シーズンぶりに2023年にイモラをカレンダーに迎えることが出来てとても嬉しく思っています。イタリアでは年間2戦が開催される形ですが、イタリアでの人気を裏付けるものですし、パドックには多くのイタリア人ライダーがいることからも、イタリアのこのスポーツへの情熱がわかります。イモラはWSBKの中でも素晴らしい歴史を持っていますし。イタリアラウンドを楽しみにしています。」

イモラ国際サーキット ピエトロ・ベンベヌーティ

「イモラがスーパーバイク世界選手権に復帰することを嬉しく思っています。イモラは選手権と強い絆で結ばれており、大勢のファンがこのイベントを見逃すまいとしてくれています。7月は地元の宿泊施設が満室にならない時期で、この時期に地元にビジネスチャンスを提供するという意味でも、サーキットが地元経済の原動力であることが確認されました。スーパーバイクのイモラ復帰を強く望んでいた市の全面的な支援のおかげで、このような素晴らしい結果を得ることができました。」