スペインGPの大きな目玉としては、KTMテストライダーのダニ・ペドロサがワイルドカードで参戦することだ。ヘレスはテクニカルなストレートの短いサーキットであり、現役時代にはダニ・ペドロサが得意としていたトラックだ。KTMのバイクの性能が改善していることは今年のレースからも明らかであり、特にスプリントレースではダニ・ペドロサの活躍に期待が持てそうだ。

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プロジェクトはすでに良い方向に進んでいる

ダニ・ペドロサ

「こうしてMotoGPに戻ってくるのは予想外でしたし、その場がスペインGPだというのはボーナスのようなものですね。常に素晴らしい雰囲気があるトラックですし、多くのファンと触れ合って昔を思い出しました。」

「今週末は何を目標とすべきかわかりません。あらゆるトラックで今シーズンはラップレコードが更新されていますしね。プランは新しいフォーマットに慣れて可能な限りの情報を得ることです。そうすることでライダー達のインプットをより正確に理解出来るようになります。」

「KTMのバイクは徐々に改善出来ています。まだ改善出来ていないエリア、なぜ改善出来ないかを理解する必要があるエリアはありますけどね。ファクトリーチーム、テストチームは素晴らしい仕事をしています。今年もすでに良い形でフィードバックを得ることを出来ています。」

「オースティンは昨年のKTMにとっては最悪のトラックの1つでしたけど、今年は良い形でレースが出来ていますし、ライダー達からのフィードバックも良かったと思います。今年は悪い時と良い時の差が小さくなっていると思いますが、これがすでにプロジェクトが良い方向に進んでいることのサインでしょう。」