ホルヘ・マルティンもチームメイトのヨハン・ザルコ同様に連続して表彰台を獲得している。昨年は思うようなシーズンとならず、結果的にファクトリーシートを逃したわけだが、怪我をして長期離脱していたエネア・バスティアニーニに代わり結果を残している。昨年1年間苦戦していたことが無駄にならず、しっかりと結果を残せている状況となり、これがこれからのトラックでも続いていくようであれば、タイトル争いはもちろん、再びDucatiファクトリー入りの道も開けるか。
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昨年の苦戦、学習は無駄ではなかった
ホルヘ・マルティン
「2勝目をするのに長い時間がかかりました。ずっと苦戦してきましたが、昨シーズン苦しんで学習したことが無駄ではなかったと感じます。自分自身もバイクの改善も進めてきましたけど、チームも共に頑張ってくれました。重要なことはペッコにドライのトラック上で勝ったということです。彼はここ1年半最強の選手ですから、彼に勝ったことは本当に大きい意味を持っています。この流れをシーズン後半まで続けていきたいと思います。」
「序盤は良いスタートだったんですが、その後はペッコを追い抜くのに苦戦しました。でもターン12は自信があったので、その後はスプリント同様にペースを上げながらリアを温存して走っていました。リアを気にしていたので大きなギャップを作ることは出来ませんでしたね。彼に追いつかれてしまったんですが、その後は走行ラインを変えながら走行してフロントを維持して走ることが出来ました。」
「ペッコと接触したのは気づきませんでした。リアがかなり暴れていたので、リアがスライドしたんだと思っていたんです。最終ラップは彼がさらに追いついてきてストレート上で追いつかれなかったのはラッキーでした。ペッコのことは長く知っていますが、本当に強い選手です。昨日は苦戦していても決勝では調子を上げていました。今後さらに彼も自分も得意なトラックが続いていきますから、バトルは白熱するでしょう。重要なことはコンスタントにレースを続けていくことです。」
(Photo courtesy of michelin)