リンスは今年一杯でLCRホンダとの契約を終了。2024年からヤマハファクトリーチームからMotoGPに参戦する。この意思決定の背景には、ホンダがアレックス・リンスに対して最新パーツの提供をしていないことなどが推測されてきたが、リンスはホンダが自分を信用していないと感じたことが最大の理由だと語る。

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信用されていないと感じてしまった

アレックス・リンス

「ヤマハ移籍の主な理由は、ホンダが技術的に十分にサポートをしてくれなかったということではなく、それよりも自分をあまり信用してくれていない、開発に巻き込んでくれない、そんな印象を受けたからです。」

「シーズンの序盤から、バレンシアテストの段階から、自分のバイクはファクトリーとは異なるものでしたし、テキサスで優勝した後もバイクのパッケージは変わっていません。僅かな違いだったとしてもファクトリーバイクとは常に違いがあります。」

「違いには最終的には慣れてしまいますが、こうしたことを通じて、ホンダに信頼をされていないと感じてしまったこと。それが自分がヤマハと契約を結んだ理由です。」

(Photo courtesy of michelin)