ブラッド・ビンダーと激しいバトルを展開したルカ・マリーニ。ブラッド・ビンダーが背後にいると激しいバトルが必要になること、そのために走りをしっかりと考える必要があると語った。鎖骨の怪我については、激しいブレーキング時に痛みが出てしまうという。

怪我の影響はブレーキングで感じる

ルカ・マリーニ

「表彰台を獲得出来るかもとは思っていました。フロントローを獲得出来ればレースに向けての戦略は変わりますからね。レースはスタートがうまくいきましたが、序盤はペースが上がりませんでした。」

「ブラッド、アレイシが激しくプッシュしていたんですが、自分は序盤に少し苦戦していました。徐々に自分のペースが見つかりましたが、同時にリアタイヤの消耗をコントロールしていったんです。13周ほどでかなりタイヤが摩耗していたんですよね。」

「ブラッド・ビンダーとのバトルに関しては彼が上回っていましたね。彼はコーナーからの立ち上がりのトラクションが優れていて、自分はブレーキングでさらにプッシュしようとしていましが、あれ以上のブレーキングは難しかったですね。」

「ブラッド・ビンダーとのバトルはフェアなバトルで素晴らしい内容でした。彼を追う中では自分のほうがペースがあるように感じていたので、彼をすぐさま抜きにかかろうと思っていました。しかし彼はコーナーからの加速が良くて、彼の後ろで走行する中でフロントタイヤの空気圧が上がってしまったんです。」

「そうなってくるとフロントが切れ込むようになってきてしまうので、厳しいレースでしたね。これはここまで暑いレースだとどうしても発生してしまいますよね。ブラッドが背後にいると走りをしっかりと考えないといけません。彼が後ろにいるとしっかりとしたラインで走行する必要があります。」

「怪我の影響はターン4、ターン5であります。強力な左コーナーへのブレーキングですから、ハンドルバーをしっかりと抑え込む必要があるんです。しかしこの力を発揮出来ませんでした。データをしっかり見ることが必要ですが、コーナーでプッシュ出来ない状況があるので、明日改善する必要がありますね。」

(Photo courtesy of michelin)