チャンピオンシップ争いをリードするフランチェスコ・バニャイアは決勝レースを3位で終えた。ホルヘ・マルティンとのポイント差は大きくないが、着実に差を維持して次回はカタールでのレースとなる。タイトル争いが熾烈を極める中で、チームメイトのエネア・バスティアニーニが復活し、援護射撃が出来る体制になったことは安心材料となるだろうか。
久しぶりにホルヘよりも戦闘力が高かった
フランチェスコ・バニャイア
「今週の内容には満足していますが、結果には満足していません。もっとフロントで完走しておきたかったですね。今週末は1ポイントだけの差を作るだけで終わりましたね。スプリントはフロントに問題があって苦戦してチャタリングの問題が大きかったですね。」
「今日のレースは良かったですし、ホルヘとのバトルもコントロール出来ました。フロント2人に対して差を詰めていこうと思ったんですが、難しかったですね。フロントに関してはロックが多発したのと、フロントが動き回る感触がありました。おそらく気温のせいかと思っていましたが奇妙な減少でした。いずれにしても前をいく選手達との差を詰めるのはあまりにもリスクが大きかったんです。」
「今週末は久しぶりにホルヘよりも戦闘力が高い週末でしたから、それが嬉しかったですね。フィーリングが大きく改善したのはチームのおかげです。感謝しています。」
「ターン5でのオーバーテイクはホルヘ・マルティンがブレーキングで奥まで踏ん張っていたので、自分よろコーナリングスピードを維持した形でエントリーしようとしたんです。あれは我ながらいい動きでしたね。」
「残り2戦ですがギャップをさらに大きくしていくことが重要です。14ポイントは十分な差であるとは言えません。チームメイトのエネアが復活してくれて、カタールに向けて希望が持てたのも嬉しいですね。エネアは今週の前半を考えると、この順位と内容で完走したのは驚くべきことです。」
（Photo courtesy of michelin）