Ducatiはル・マンで直近連勝を重ねている

2024年MotoGPシーズンの第5戦は、フランスのサルト地方に位置する歴史あるル・マン・サーキットで開催される。これまでのフランスGP36戦のうち、ドゥカティは直近の4大会で優勝を収めている。2020年はダニーロ・ペトルッチ、2021年はジャック・ミラー、2022年はエネア・バスティアニーニ、そして2023年はマルコ・ベッツェッキが優勝している。

2週間前にスペインで行われたヘレスGPでマルク・マルケスとの激しい応酬の末に鮮烈な勝利を収めたフランチェスコ・バニャイアは、今週末のフランスで再び勝利を狙っている。ヘレスでの勝利により、現ワールドチャンピオンの彼は総合2位に浮上し、現在チャンピオンシップでトップを走るホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)に17ポイント差で迫っている。

一方でチームメイトのエネア・バスティアニーニは、総合3位でバニャイアに5ポイント差で追っている。スペインGPでは5位となったものの、2022年にMotoGPで3勝目を挙げたフランスのサーキットで表彰台争いに再び挑む意欲を見せている。なお、2024年シーズンの最初の4戦を終え、ドゥカティとドゥカティ・レノボチームは、それぞれコンストラクターズおよびチーム部門のランキングでリードしている。

フランチェスコ・バニャイア

「ヘレスでのレース週末とテストを経て、自信を持ってル・マンに来ることができました。序盤から速さを見せるための準備は整っています。フランスでは常に競争力があり、昨年のレースでも優勝争いをするだけのペースがありましたが、残念ながら他のライダーに接触されてクラッシュし、リタイアとなりました。唯一の大きな不確定要素はいつも通り天候ですが、どんな状況にも対応できるように準備を進めます。」

エネア・バスティアニーニ

「昨年は怪我でレースができなかったので、ル・マンに戻ってこられてうれしいです。2022年に優勝できたこのサーキットは自分にとって親しみやすい場所です。ヘレステストを終えて満足感を持って帰宅しました。今回のテストで得られた成果は、この先のレースでも活かせると自信を持っています。表彰台争いに再び挑むためにトラックに出るのが待ち遠しいです。」

(Photo courtesy of michelin)