マルク・マルケスは、今週末のレースで全力を出し切れたわけではないが、チームのサポートのおかげでトップ選手に近づくことができたと評価。マルケスは、もし昨日転倒していなければ、もっとプッシュできたかもしれないとしつつも、今日はミスを避ける走行を心がけたと述べた。ブレーキングやオーバーテイクも慎重に行いながら、冷静なレースを展開したという。
完走を考えて走行していた
マルク・マルケス
「今週末は全力で走行出来たと思いませんが、チームが素晴らしい仕事をしてくれました。ウォームアップ走行中にチームの作業のお陰で、トップ選手に接近することが出来ました。これは非常にポジティブでしたね。しかし残り10周はアレイシ・エスパルガロの後ろでスタックしてしまいました。ただ、彼の後ろを走行しながらも、昨日の転倒があったので完走を考えながらプッシュしていたんです。この週末で4位であれば悪くないでしょう。」
「昨日転倒しなければよりプッシュ出来ていたかもしれませんが、それで今日転倒していた可能性もあります。最大限までプッシュするレースもありますが、今日はミスをせずに走行することを心がけていました。ブレーキングもソフトでしたし、オーバーテイクも落ち着いて行っていました。今日はよりいろいろなことを考えながらの走行でしたね。」
「優勝には近づいていると思いますけど、オースティン、ザクセンリンクでも優勝出来ませんでしたが、まだレースは続きます。自分よりも速いライダー、24年型のDucatiに乗っているライダーもいる状況です。彼らは素晴らしい走行をしていますから、自分もベストな走行を続けていきたいと思っています。」
(Photo courtesy of Gresini)