7年間の献身にピリオド
IDEMITSU Honda LCRは、2025年にタイ人ライダーのチャントラの起用を発表。これで現時点で日本人唯一のMotoGPライダーである中上 貴晶がチームを離れ、2025年からHRC開発ライダーとして新たなステージに進むことが発表された。来年から、中上は日本でHRCのテストライダーとしての役割を担う。ヨーロッパでのバイク開発にも密接に関与し、ワイルドカードとしての参戦も予定されているようだ。
ルーチョ・チェッキネロ
「これはさよならではなく、『またすぐに会おう』ということです!中上との絆は終わっておらず、HRCのMotoGP開発プログラムの中で彼を見ることができるでしょう。過去7年間はLCRファミリーにとって大きな意味を持ちました。中上は素晴らしい速さを持つライダーであり、素晴らしい人間です。彼と共に働けたことは大きな喜びでした。彼の礼儀正しさ、優しさ、そしてプロフェッショナリズムはLCRチーム全員にとって大きな意味を持ち、HRCにも大いに感謝しています。これからはHRCへの彼の貢献が基本となり、彼にまた会えるのを楽しみにしています。MotoGPパドック全体が中上を尊敬し、彼を称賛しているのは、何よりも大きな意味を持つことです。中上、本当にありがとうございました。」
中上貴晶
「2024年シーズンの終わりをもって、MotoGPライダーとしてのキャリアを終えることにしました。これまで温かく応援してくださったファンの皆様に心から感謝申し上げます。また、IDEMITSUやHONDAの長年のサポートにも感謝しています。2025年からは、HRCマシンの開発に携わることになります。MotoGPでの7年間の経験を活かせることは大変喜ばしいことであり、この新しい章に興奮しています。最後に、ルーチョとLCRの皆さんに感謝の意を表します。彼らと過ごしたこの数年間は素晴らしく、常に家族のように感じていました。彼らはいつまでも私の心の中にいます。」
(Photo courtesy of michelin)