ワールドSBKカレンダーの夏休みが終わり、KRTデュオのアレックス・ローズとアクセル・バッサーニが、フランス中央部の人気サーキット、マニクールで公式Ninja ZX-10RRマシンに乗って再びレースに挑む。全長4.411kmの「ネヴェール・マニクール・サーキット」は、ワールドSBKの定番の開催地で、9月6日から8日にかけてシーズン第8ラウンドが行われる。

今シーズン、KRTチームとNinja ZX-10RRは改善を続け、その効果は短期的にも長期的にも現れており、特にアレックス・ロウズにとっては大きな変化をもたらしている。アレックス・ロウズは、2月のオーストラリアでの開幕戦で2勝を挙げ、さらに7つの表彰台を獲得し、シーズン総合で現在4位につける。ランキング3位のアルバロ・バウティスタとの差はわずか10ポイントだ。

マニクールはこれまでに49回のワールドSBKレースを開催しており、最初のレースは1991年に行われた。2003年以降、ワールドSBKはこの地を定期的に訪れており、パンデミックの影響で他の多くのラウンドがイベリア半島で開催された期間でも継続して開催されている。カワサキのライダーたちは、マニクールで過去に14回の勝利を収めており、直近の勝利は2021年。ローズはこのサーキットで過去に5回の表彰台を獲得し、バッサーニは2回の表彰台に上がっている。

アレックス・ロウズ

「夏休みを楽しんだけど、もうレースに戻る準備は万端です。子供たちと過ごす時間があったし、妻がいない間は僕が子供たちの面倒を見ていました。彼らはもうすぐ3歳になるから、とてもエネルギッシュで、いいメンタルトレーニングになったよ(笑)。楽しかったけど、今はもう仕事に戻る時だ。次のレースに向けてハードにトレーニングもしてきた。マニクールは好きなサーキットだし、Ninja ZX-10RRで過去に良い結果を出しているから、金曜日からクルーチーフのペレやチームのみんなと一緒に、バイクのベースを確認していきます。土曜と日曜に向けてどれくらい仕上がっているかを見極め、表彰台を狙うのが目標です。」

アクセル・バッサーニ

「3週間の休みが終わって、マニクールでのレースが楽しみです。まだカワサキでこのサーキットを走ったことはないですが、いつも通り良い仕事をするつもりです。マニクールは自分にとっても悪くないサーキットで、2022年には2戦連続で表彰台に上がっています。カワサキにとっても、Ninja ZX-10RRにとっても相性の良いサーキットだと思います。ここで良い結果を出せると信じています。今年は簡単なシーズンではないですが、レベルが本当に高いので、全力を尽くして楽しむしかありません。ポルティマオではバイクの感触が良く、ラップタイムも良かったものの、結果が伴っていません。マニクールでは良い結果を出せると信じています。」

(Photo courtesy of KRC)