表彰台獲得も課題を痛感

マルク・マルケスは、エミリア・ロマーニャGPで表彰台に立ったものの、トップ争いにはまだ距離があると振り返った。4位でのフィニッシュを目指していたが、ペッコ・バニャイアのミスにより3位を獲得。チームのホームGPでの表彰台を喜ぶ一方で、Ducatiトップ勢とのペース差に苦しんだことを認めた。また、エネア・バスティアニーニとホルヘ・マルティンの接触については、バスティアニーニがポジション降格処分を受けるべきとしつつ、最終的な判断はレースディレクションに委ねるとコメント。来年のチャンピオンシップ争いに向けて「あと0.5秒の改善が必要」と課題を口にした。

マルク・マルケス

「今日は4位であれば満足だと思っていたんです。リスクを取るよりはトップから4秒遅れでも4位で満足でした。今日はアコスタ、マルコとの距離を温存しながらレースを展開していました。ペッコのミスで表彰台を獲得できました。チームのホームで表彰台を獲得できたので嬉しかったですね。」

「ペッコの走りはわかりません。彼に徐々に近づいていったと思ったら、いきなり0.5秒ほども離されたんです。彼はプッシュしすぎたのかもしれません。エネアとホルヘの接触については、エネアはバイクをトラックのイン側に留めることが出来ていませんでしたから、彼はポジション降格処分を受けるべきとは思いますが、レースディレクションの判断ですからね。」

「23年型と24年型の差は今回のような形でシーズンずっと続いてはいます。すでに2勝していますけど、2つともかなり特殊な状況でした。今日はグリップが高くて自分は苦戦してしまいました。トップのDucatiのようなペースでの走行を今週末は試してみましたが転倒に繋がってしまい、まだそのレベルで走行することは出来ないと理解しました。ただ、来年チャンピオンシップ争いをするのであれば、あと0.5秒、0.2秒でもレース終盤に改善出来るスピードが必要なんだと思います。」

(Photo courtesy of michelin)