2位に悔しさをにじませる

エミリア・ロマーニャGPで2位となったホルヘ・マルティンは、レースを振り返りながら、終盤に追いついてきたエネア・バスティアニーニのアタックが限界を超えていたと感じたことを明かした。「ターン3で隙はなかったが、彼は強引にインに入り接触が起きた」と述べ、レースディレクションの判断に疑問を呈しながらも決定を尊重する姿勢を示した。インドネシアGPでは自信があり、パフォーマンスを最大限に発揮できると意気込んでいる。

ホルヘ・マルティン

「今日は良いレースができました。ペースも良かったですが終盤にエネアが追いついてきました。彼のアタックに備えてクレバーに走行をしていました。彼のアタックは限界を超えたものでしたが、今これについて話したところで結果が変わるわけではありません。将来的にレースディレクションにはこういった場合の判断の是正を求めたいですね。」

「インドネシアは自信がありますね。正直ミサノでのレースにはパフォーマンスに疑問がある状況でした。これから自分のノーマルなパフォーマンスを発揮出来るでしょう。ミサノでは2回もレースをしましたから、インドネシアにいくのが待ちきれません。」

「エネアが後ろにいるのはわかっていました。ターン3も良い立ち上がりで隙はなかったと思います。ラインを閉じて走行していましたから、通常であれば抜かれるはずはなかったんです。彼はそれでもインに入ってきて自分がバイクを起こしてなおバイクが接触しました。」

「今この結果を話しても結果は変わりませんが、マルクが話したように彼が単独で走行してトラックの内側に留まることが出来ていたとは思えません。レースディレクションの判断はいつも明確であるとは限らず、コンスタントでもありません。自分は将来的にああいったオーバーテイクはしませんが、結果が出てしまったわけですから、仕方ありませんが決定を尊重します。」

「シーズン序盤は特定出来ない問題で転倒することがありました。これはヘレスはザクセンリンクで起きたことです。ただ、今はそのための解決策を持っています。転倒せずにポイントを持ち帰ることが出来ているのはそのためです。ベースセットアップもいいですし、限界を超えない幅もわかっています。インドネシアではギャップを維持、拡大していきたいですね。」

「ザクセンリンクまでは自分達のバイクはファクトリーバイクとは異なっていました。それで尖っていた部分もあったんですが、転倒も多かったんです。現在はそういった面がなくなっていて転倒も減っています。」

(Photo courtesy of michelin)