2024年のWorldSBK第11戦を迎えるエストリル・サーキットが今週末に開催される。ニコロ・ブレガは、現ランキング首位のトップラク・ラズガットリオグル(BMW)に対する39ポイント差を縮め、来週末の最終戦となるヘレス・デ・ラ・フロンテーラまでタイトル争いを延長することを目指している。
また、アルヴァロ・バウティスタも依然としてタイトル争いに加わっており、2022年のポルトガル戦ではレース1とレース2で1位と2位を獲得し、スーパーポールレースでも3位に入っている。現ワールドチャンピオンであるバウティスタは、ランキング首位とのポイント差が81に広がっているものの、まだチャンスを狙っている。
メーカータイトルに関しては、ドゥカティがBMWに対して42ポイントのリードを持って週末を迎えている。チームランキングでもアルバ・イット・レーシング – ドゥカティが96ポイント差でロキットBMWをリードしており、こちらの優位はさらに大きい。
ニコロ・ブレガ
「アラゴンで感じた速さを、このサーキットでも発揮できればと思います。残念ながらアラゴンでは大きなポイントを失いましたが、それだけに今回は目標を設定せず、とにかく競争力を発揮して、メーカータイトルやチームタイトルといった重要な成果に貢献できる結果を出したいです。これらはドゥカティやアルバ・レーシングにとって非常に重要です。」
アルヴァロ・バウティスタ
「このサーキットは好きですし、これまでに良いレースをしてきました。アラゴンではフィーリングが素晴らしかったですが、今週末は天候も含めて全てが異なるでしょう。チャンピオンシップについて? 数字が可能性を示している限り、もちろん希望はありますが、正直なところ、私はタイトルのことは考えていません。バイクに乗って楽しむことに集中しています。そして、日曜日に結果を見てみましょう。」
(Photo courtesy of Ducati)