リスクを抑えつつ明日もレースに集中

ホルヘ・マルティンは好スタートを切り、エネア・バスティアニーニを追い抜こうとしたが、接触のリスクを回避するためブレーキをリリースしてアウトに膨らむ選択をした。これによりポジションを6つ落とす展開になったものの、その後ペースを取り戻し、トップグループに追いついた。ペッコとのバトルは苦戦したが、最終的に良い走りができたと手応えを語る。

ホルヘ・マルティン

「良いレース、良いスタートでしたし、予想していないほど良いスタートでした。エネア・バスティアニーニを抜こうとしていたんですが、彼がブレーキをリリースした後にペッコに接触しそうになり、そのままブレーキングを続けてペッコと接触するか、リリースしてアウトに膨らんでポジションを落とすかの2択で、後者を選択しました。」

「これで6個ポジションを落としましたが、数周走行した後にペースが良くなってきてフロントの選手達に追いつくことが出来ました。最終的にペッコは追い抜くのが大変でしたが、良い仕事が出来ました。明日はペッコ、マルク、エネアが非常に強いと思いますね。自分の走りに集中していきたいと思います。」

「ペッコはタイムアタックのタイムだけでなくペースも素晴らしいです。今日は少しギャップを作れたものの追いつかれてしまいました。明日は皆にとってフィジカル面で限界のレースになるでしょうね。」

「トラックリミットについてはターン1で膨らんだのはブルーの部分でしたし、ワイドにならなければペッコにぶつかっていました。それにルール上問題になるのはグリーン部分であって、今日はグリーン部分に関しては1度しかオーバーいません。」

「現時点ではチャンピオンシップについて考えたくありません。今日も開幕戦のような気分でレースにだけ集中していきました。明日もレースにだけ集中していきますが、リスクはコントロールしつつ走っていきます。」

(Photo courtesy of Ducati)