ウェットコンディションで開催されたタイGPはホルヘ・マルティンがレースをリードするが、ターン3でのミスによりフランチェスコ・バニャイアがトップに立つ展開となった。マルク・マルケスがペッコに2度仕掛けるシーンがあったが、マルク・マルケスは転倒。ホルヘ・マルティンが2位となりフランチェスコ・バニャイアを追う。

しかしフランチェスコ・バニャイアは素晴らしいペースでレースを走りきり、マルティンもリスクを回避して2位でフィニッシュ、3位は雨のなか追い上げるレースを展開したアコスタは嬉しい3位表彰台となり、連続していたDNFを断ち切った。

4位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ、5位ジャック・ミラー、6位ブラッド・ビンダー、7位マーべリック・ビニャーレス、8位ヨハン・ザルコ、9位アレイシ・エスパルガロ、10位アレックス・マルケスとなった。

順位ゼッケンライダー名メーカータイム
1位1フランチェスコ・バニャイアDUCATI43’38.108
2位89ホルヘ・マルティンDUCATI43’41.013
3位31ペドロ・アコスタGASGAS43’41.908
4位49ファビオ・ディ・ジャンアントニオDUCATI43’42.744
5位43ジャック・ミラーKTM43’43.640
6位33ブラッド・ビンダーKTM43’44.006
7位12マーべリック・ビニャーレスAPRILIA43’46.606
8位5ヨハン・ザルコHONDA43’55.780
9位41アレイシ・エスパルガロAPRILIA43’56.696
10位73アレックス・マルケスDUCATI43’59.271
11位10ルカ・マリーニHONDA44’00.967
12位93マルク・マルケスDUCATI44’00.359
13位30中上 貴晶HONDA44’02.639
14位23エネア・バスティアニーニDUCATI44’05.198
15位36ジョアン・ミルHONDA44’08.978
16位20ファビオ・クアルタラロYAMAHA44’28.129

優勝フランチェスコ・バニャイア

「WUPの後の内容にはそこまで満足していません。とは言えデータから改善ができたのでチームには感謝しています。トラックに多くの水があったので、それが自分にとっては有利に働きました。この素晴らしい結果をチームに捧げます。」

2位ホルヘ・マルティン

「今日のレベルは本当に高かったです。スタートは良くてリスクを取っていたんですがターン3でワイドになってしまいました。マルク、ペッコに近づく中で何度も転倒しそうになりました。マルクの転倒の後にペッコに接近するにはリスクが高すぎる状態でした。ジャックとの差をコントロールしながらのレースでしたね。昨日、今日と2位で満足しています。タイのファンに感謝していますが、次はもっと良いレースを見せたいですね。」

3位ペドロ・アコスタ

「タイヤの温度を上げようとしていたんですが苦戦しました。ターン3ではワイドになってしまい順位を落としました。チーム、KTMの皆にとにかく感謝をしたいですね。ポル、ダニそれに自分のトレーニングを担当してくれたトレーナーなどすべての人に感謝をしたいです。」