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マレーシアGP ミシュランプレビュー

熱気あふれるマレーシアにミシュランも万全の準備

MotoGP世界選手権2024年シーズンの第19戦・ペトロナス・マレーシアGPが、今週末セパン・インターナショナル・サーキットで開催される。ミシュランにとっても馴染み深いこのトラックで、シーズン終盤の激戦が繰り広げられる見通しだ。高温多湿の厳しい気候を考慮し、ミシュランは2024年型バイクの特性にも適応したタイヤパッケージを提供する。

昨年のマレーシアGPレースデーには、90,000人以上のファンが訪れ、週末を通じては183,000人が熱狂。35°Cを超える空気温度と、路面温度が60°C近くに達する南東アジアの暑さにもかかわらず、ファンたちはライダーを応援するために集結した。

全長5.543km、15のコーナーを有するセパン・サーキットは、10の右コーナーと2本のストレート(1本は900m超)を備え、最高速度340 km/hに達する高速レイアウトが特徴。昨年ホルヘ・マルティンはこのサーキットで337.5 km/hを記録した。

この過酷なコースと気象条件に対応するため、ミシュランは長期的に安定した高性能タイヤを準備。年始の公式テストで得たデータを基に、パートナーの要求に応える高度なパッケージを提供する。

ミシュラン2輪レースマネージャー ピエロ・タラマッソ

「これは非常に重要なレースです。選手権の行方がまだ決まっていないため、ライダーたちにとっても一瞬たりとも気が抜けないレースです。昨年、ミシュランパワースリックがレース後半でも高いパフォーマンスを発揮し、パートナーを驚かせました。今年は、2024年型バイクのニーズに応じたパッケージを準備し、さらに前輪タイヤの剛性を向上させました。具体的には、昨年のミディアムフロントコンパウンドがソフトに、ハードがミディアムに設定され、新たにハードオプションを追加しました。」

「後輪についてはトレッドコンパウンドの変更はないものの、内部構造を強化し高温での安定性を確保しました。このパッケージでパートナーを完全にサポートし、ライダーとマシンにとって過酷な条件での戦いを支えます」

マレーシアGPでは、フロントタイヤに左右対称の3種類(ソフト、ミディアム、ハード)を、リヤタイヤには左右非対称のミディアムとハードが提供される。右側がより硬めに設定されており、右コーナーが多いサーキットに対応する。ウェット時には、フロントとリヤにソフトとミディアムのMICHELINパワーレインが用意されており、こちらも右側が強化されている。

目標となるレコード

マレーシアGP日程 ※現地時間

11月1日(金)

11月2日(土)

11月3日(日)

(Photo courtesy of michelin)

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