サンマリノGP決勝では最終ラップのガス欠により、ゴールラインまでバイクを押して1ポイントを獲得したザルコ選手。ガス欠時点では7位を走行していたので、かなりのポイントと順位を失った結果となりましたが、こういった頑張りがチームを鼓舞する結果になるでしょうし、チャンピオンシップにおいては生きてくるはずです。
サンマリノGP15位 ヨハン・ザルコ
「チャレンジングで皆にとってタフなレースでした。ウォームアップでは自分が思っていたほど強い走りが出来ていないことがわかりましたが、レースが始まると非常に良いフィーリングを得ました。良いコントロールが出来ていること、他のライダー達が自分よりもスピードが無いことが嬉しかったんです。集中を続け、クラッチローとロレンソが転倒するのを見ました。この2人はチャンピオンシップ争いにおいて、自分にとっては脅威となる選手です。」
「彼らが転倒したことで、皆にとっていかに難しいコンディションなのかに気が付きました。レースは非常に長いものでしたが、路面は徐々に乾いていきました。路面は完全にはドライではありませんでしたが、これが自分にある程度の自信を与えてくれました。その後も集中を続け、レディングに大きな差を付けることが出来、最終ラップに全てが上手くいくと思ったんです。」
「しかしターン11で燃料が無くなってしまいました。最終コーナーまで燃料を保たせようと努力をしたのですがバイクが止まってしまいました。そして、そこからバイクをホームストレートまで押してくる羽目になったんです。数名のライダーに追い抜かれたのが残念でしたが、何としてでもレースを終える必要がありました。それがレースの精神だからです。最終的に15位でしたが、これでチャンピオンシップポイントを1ポイント獲得出来ました。しかしゼロよりは良いですよね。」
(Photo courtesy of tech3)
<テック3ヤマハ プレスリリース>