トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW モトラッド WorldSBK チーム)が、EICMAエストリルラウンドのスーパーポールレースでニコロ・ブレガ(Aruba.it レーシング – ドゥカティ)との接戦を制し、週末2連勝を達成。今季21勝目を挙げ、ブレガに対するチャンピオンシップリードをさらに3ポイント拡大した。

ラズガットリオグル、ブレガを0.5秒差で抑える

10周のスプリントレース、ホールショットを奪ったのはブレガ。ラズガットリオグルはバウティスタに抜かれて3番手に後退したが、1周目のターン6でバウティスタを交わして2番手浮上。2周目のターン1ではブレガをオーバーテイク。その直後のターン6でワイドになり、一時的に先頭を失ったものの、ターン9で再び首位を奪還。その後もブレガのプレッシャーを受けながらもラズガットリオグルはミスなく走行を続け、0.545秒差で日曜午前のレースを制した。

レース2のフロントロウをかけた3位争いでは、アルヴァロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング - ドゥカティ)がロカテッリ(パタ・マクサス・ヤマハ)の猛追を凌ぎ切ってポディウムを獲得。序盤はチームメイトのジョナサン・レイに追い詰められる場面もあったが、5周目のターン1でロカテッリがレイをオーバーテイク。しかしその後、レイは7周目のターン7で転倒し、2列目スタートのチャンスを失った。バウティスタはそのまま3位でチェッカーを受け、午後のレース2ではフロントロウからスタートする。