最終戦までタイトル争いは続く
MOTUL FIMスーパーバイク世界選手権の第2レースは、日曜日午後にエストリル・サーキットで21周の激戦が展開された。レース序盤、アルヴァロ・バウティスタは好スタートを切り、アンドレア・ロカテリ(パタ・プロメテオン・ヤマハ)とスーパーポールレース勝者のニコロ・ブレガ(アルバ.itレーシング–ドゥカティ)を抑えてターン1に突入。トプラック・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBKチーム)は出遅れ、ヤマハのジョナサン・レイ(パタ・プロメテオン・ヤマハ)の後ろ、5位に沈んだ。
トプラック・ラズガットリオグルは4周目で3位に復帰、その後素晴らしいオーバーテイクを続け7周目にはアルヴァロ・バウティスタを抜いてトップに浮上。バウティスタとブレガは激しくポジションを争いながらも、ラズガットリオグルがレース中盤にリードを広げていく。
トプラック・ラズガットリオグルはそのまま快走を続けて5秒の大差を付けて優勝。2位はブレガ、3位アルヴァロ・バウティスタ、4位ジョナサン・レイ、5位ファン・デル・マーク、6位ヴィエルへ、7位ダニーロ・ペトルッチ、8位イアンノーネ、9位マイケル・ルーベン・リナルディ、10位バッサーニとなった。
なお、チャンピオンシップ争いは最終戦ヘレスまで続く形となり、トプラック・ラズガットリオグル、ニコロ・ブレガのタイトル争いが最後まで楽しめることになる。