
AMAスーパークロス選手権第3戦アナハイム2において、レッドブルKTMファクトリーレーシングのイーライ・トマックが3位表彰台を獲得。開幕からの好調を維持し、450SXクラスのポイントリーダーとして次戦ヒューストンへ駒を進める。SMXワールドチャンピオンシップの一環として開催されている今季のAMAスーパークロス。開幕2連勝を果たしてきたトマックは、アナハイム2でも表彰台争いに名を連ねた。午後の予選ではKTM 450 SX-Fファクトリーエディションを駆り、7番手タイムを記録。ヒートレースでは序盤から先頭集団に加わり、残り2分でトップに浮上してそのまま勝利。勢いそのままにメインイベントへと駒を進めた。
メインイベントでは好スタートを決め、序盤からトップ5圏内をキープ。その後も鋭いペースで前方を追い、3位でフィニッシュ。開幕戦から1-1-3という安定した結果で、レッドプレート(ポイントリーダーの証)を保持したまま第4戦ヒューストンに臨む。






イーライ・トマック
「メインイベントではずっと攻めと守りのバランスを取りながらの展開で、本当に忙しいレースでした。表彰台に上がれてうれしい反面、ハンター(ローレンス)の前に出続けるために、もう少し違う戦い方ができたかもしれないという思いもあります。ただ、それは“たられば”の話ですね。このレースはいろんな要素が詰まっていて、全員が限界で走っていましたし、ペースも非常に速かったです。もし開幕前に1-1-3という結果になると言われていたら、それは最高のスタートだと自信を持って言えます。チームには本当に感謝しています」
同じく450SXクラスに出場したレッドブルKTMファクトリーチームのホルヘ・プラドも存在感を見せた。予選6位と好調な滑り出しを見せると、ヒートレースではホールショットを奪い、スタートからゴールまで首位を守り切る完璧なレースで勝利。メインイベントではスタートで出遅れ、トップ10圏外からの追い上げを強いられたが、冷静にパックを攻略し7位でフィニッシュ。これにより、シーズン3戦を終えて総合9位につけている。
ホルヘ・プラド
「アナハイム2は非常にポジティブな一夜でした。ヒートレースでの勝利も良かったですし、メインではスタートでラインを塞がれてしまいましたが、そこからの追い上げは自分でも満足しています。結果は7位ですが、トップ5にも迫るペースで走れたこと、そして週を重ねるごとに自分の走りが良くなっているのを実感しています。今日のバイクの感触も今季ベストでした。まだ学ぶべきことは多いですが、現時点で非常に良いポジションにいると感じています。次のラウンドが楽しみですし、チームの働きにも感謝しています」
また、KTM 450 SX-Fファクトリーエディションを駆るアーロン・プレシンジャーも予選12位でヒートレースに臨んだ。レース終盤には2位を走行中にジャンプの着地で大きなクラッシュを喫し、8位でゴール。ラストチャンスを経ることなくメイン進出を果たした。メインでは序盤に5番手まで順位を上げ、先頭集団と遜色ないスピードを見せたが、ヒートでのクラッシュの影響が後半に響き、レース途中でリタイアを決断。現在の体調回復に専念し、次戦ヒューストンでの巻き返しを誓っている。







アーロン・プレシンジャー
「実は今日はかなり調子が良かったんです。数週間前までインフルエンザに苦しんでいたので、ようやく回復してきた感じでした。ヒートではホルヘを追いかけていたときにジャンプの着地で何かに引っかかって、大クラッシュになりました。体をかなり強く打ちましたが、何とか8位でゴールできたのはポジティブな要素です。メインでは序盤は良かったんですが、途中から身体が本当にきつくなってしまって…。今回は無理をせずに順位を守る形に切り替えました。しっかり治療とリカバリーをして、来週のヒューストンではもっと良い走りを見せたいと思います」
次戦AMAスーパークロス選手権第4戦は、2026年1月31日にテキサス州ヒューストンで開催されるトリプルクラウン・フォーマット戦となる。
【450SXクラス アナハイム2 決勝結果】
1位 チェイス・セクストン(カワサキ)
2位 ハンター・ローレンス(ホンダ)
3位 イーライ・トマック(レッドブルKTM)
7位 ホルヘ・プラド(レッドブルKTM)
9位 RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)
12位 マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)
15位 ジャスティン・ヒル(KTM)
22位 アーロン・プレシンジャー(レッドブルKTM)
【450SXクラス 総合順位(第3戦終了時点)】
1位 イーライ・トマック(70ポイント)
2位 ハンター・ローレンス(62)
3位 チェイス・セクストン(57)
9位 ホルヘ・プラド(41)
11位 アーロン・プレシンジャー(27)
12位 RJ・ハンプシャー(27)
14位 ジャスティン・ヒル(23)
15位 マルコム・スチュワート(22)

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近はまた乾式クラッチのDucatiに乗りたいと思っています。
