ヤマハが2026年FIM スーパーバイク世界選手権(SBK)体制を発表 ロカテッリ&ヴィエルへ中心に攻勢へ

2026年のFIMスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)開幕を目前に控え、ヤマハ・モーター・ヨーロッパは今季の新体制を正式発表した。パタ・マクサス・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチームとGYTR GRTヤマハ・ワールドSBKチームの両陣営に新たな顔ぶれを加え、体制を刷新。シーズン開幕戦となるフィリップアイランドに向けて準備は最終段階に入っている。

ロカテッリ続投 ヴィエルへが初のヤマハカラーで加入

ァクトリーチームであるパタ・マクサス・ヤマハには、2020年のスーパースポーツ世界王者アンドレア・ロカテッリが6シーズン目の参戦を迎える。2025年にはアッセンで待望の初優勝を果たし、年間ランキング4位と過去最高の成績を収めたロカテッリは、さらなる飛躍を目指して新シーズンに臨む。

チームメイトには、Moto2出身で今季がWorldSBK5年目となるシャビ・ヴィエルへが加入。ヤマハR1での初テストとなったヘレスのポストシーズンテストでは、ヤマハ勢最速タイムを記録し、その適応力の高さを印象づけた。

GYTR GRTヤマハはガードナーとマンツィの“W王者ラインアップ”

GYTR GRTヤマハ・チームには、2021年Moto2王者レミー・ガードナーが4年連続で継続参戦。過去2シーズンはケガに泣かされたが、フィットネスを取り戻し、再び表彰台を狙うシーズンに臨む。

新たに加わるのは、2025年のスーパースポーツ世界王者ステファノ・マンツィ。R9での支配的な走りから一転、今季はスーパーバイクへ昇格。テストでも即戦力の片鱗を見せており、かつてのロカテッリのようにスムーズな適応が期待されている。

プライベートチームも拡充、ソフォーグル&ラト参戦

ヤマハ・モトXRacingは、トルコ人ライダーのバハッティン・ソフォーグルとともに2026年も継続参戦。ルーキーイヤーではトップ10目前まで迫るパフォーマンスを見せ、今季はさらなる飛躍が期待される。また、チームには新人マッティア・ラトも加わる。

11年目を迎えるPataとのパートナーシップ、物流面ではDP Worldが加勢

ヤマハとPata Snackとのパートナーシップは11年目に突入。今季もオフィシャルチームおよびGYTR GRTチーム、さらにはWorldSSPのパタ・ヤマハ・テン・ケイトチーム、FIMスポーツバイク世界選手権に参戦するアレッサンドロ・ディ・ペルシオの活動にまで及び、その影響力はクラスを超えて広がっている。

また、新たにDP WorldがヤマハのMotoGP、WorldSBK、WorldSSPの公式ロジスティクスパートナーに就任。グローバルな物流支援を通じてヤマハのレース活動を支える。マシンは今週、ポルティマオで最後の欧州テストを実施。その後、2月16〜17日のフィリップアイランド最終テストを経て、2月20〜22日に開幕戦を迎える。

アンドレア・ドゾーリ(モータースポーツ部門 ディビジョンマネージャー, ヤマハ・モーター・ヨーロッパ)

「2026年シーズンのスタートに向けて非常に楽しみにしています。ライダーラインアップの刷新を含め、多くの変化がありますが、それがチームにとって大きな前進につながると信じています。パタとの11年目のパートナーシップも継続でき、非常に感謝しています。競争レベルの高いWorldSBKで、エキサイティングな戦いが待っているはずです」

ニコロ・カネパ(ロードレース・スポーティングマネージャー, モータースポーツ部門, ヤマハ・モーター・ヨーロッパ)

「2025年はランキング3位をかけて最終戦まで戦いました。勝利こそ逃しましたが、ロカテッリを中心に確かな前進がありました。R1というパッケージに手応えを感じており、今季もさらなる結果が期待できると思っています。ガードナーとロカテッリという継続性に加え、新たに加わるヴィエルへとマンツィの存在が、新しい視点と勢いをもたらしてくれると確信しています」