
MotoGPはオランダGPを前に、レーススタート時のフロントライドハイトデバイス(ホールショットデバイス)の即時使用禁止を発表した。リアデバイスの使用は引き続き認められる。この措置は、アレックス・マルケスとヨハン・ザルコが負傷し、ザルコがバルセロナのターン1で膝を骨折したカタルーニャGPの多重クラッシュを受けた最初の安全対策となる。ライダーたちはブルノでデバイスなしのスタート練習をすでに経験しており、この禁止措置がレースの安全性を高めるかどうかについて意見が分かれている。
ルカ・マリーニ
「これは理想的な変更です。自分にとっては、スタートのターン1に向かう際に考えることが一つ減るので良いことです。」
「メーカーによっては、リアデバイスが完全に伸びきらない場合もあるかもしれませんが、大きな問題ではありません。リアデバイスのストロークが少し残った状態でコーナーを曲がることは、フロントデバイスをロックするほど危険ではないからです。正しい方向への良い変更だと思います。」
「ただ、ターン1でのクラッシュが完全になくなるわけではありません。可能性は少し減るかもしれませんが、なくなりはしないでしょう。スタートと最初のコーナーは、少しリスクを冒して3台、4台、5台を一気に抜ける唯一の場面です。通常は2台以上を抜くのは難しいですが、小椋 藍は別ですね。」
ラウル・フェルナンデス
「ブルノでフロントデバイスなしのスタート練習をしましたが、最初のコーナーに入る速度が低くなるので、かなり違和感がありました。」
「100%安全とは言えないと思います。ハンガリーでイサン・ゲバラがストレートでウィリーをして、ペナルティを受けたことを思い出してください。フロントデバイスがなければウィリーは起きやすくなります。このデバイスを使わない最初の2〜3戦では、ウィリーが頻発して進路変更も増えるでしょう。もしかしたら、以前よりも悪化するかもしれません。」
ファビオ・クアルタラロ
「悪くないと思います。安全性の面では良いことです。もちろん、ウィリーの管理など難しい面は増えます。ストレートでは多少危険になりますが、ブレーキングポイントでは安全になります。」
「慣れる必要があるだけです。バイクはウィリーしやすくなりますが、ル・マンのようにバイクが跳ね回るような問題とは違います。フィリップ・アイランドやシルバーストーンには、ホールショットデバイスを使うと本当に危険な場所があります。それでも全員が使っているから使わざるを得ない、という状況でした。」
アレックス・リンス
「デバイスが何もなかった頃、自分がMotoGPを始めた時代に戻るような感覚です。自分たちにとっては、多少安全になると思います。」
「自分たちのバイクでフロントデバイスを作動させるには、ブレーキを強く握って一度離し、また握るという操作が必要です。安全性という意味では、改善だと思います。」
マルコ・ベッツェッキ
「受け入れなければならない決定です。変化があり、安全性の面では改善につながる可能性があります。自分もこれが唯一の解決策ではないと思っている一人です。」
「ただ、こうした問題を改善しようと踏み込んだ決断をしてくれたことは良いことです。受け入れますし、尊重しますし、賛成します。」
「すべてを変えるのは簡単ではありません。ブルノで2セッション、ここでも2セッションのスタート練習の機会を与えてもらっています。素早く適応できるよう、サポートしてもらっています。」

中の人は元スズキ(株)気になるバイクニュースを2014年から運営しています。愛車遍歴はGSX-R1000K5、DucatiモンスターS2R、Ducati 916、XR230F、GSX-R600 K7、最近DucatiモンスターS4Rに乗り換えました。







