ヤマルーブヤマハラリーチームのライダー達は2019年のダカール・ラリーに向けて、新しくなったWR450Fと共に準備を整えています。第41回大会となる今回、ヤマハはrien Van Beveren、Xavier de Soultrait、Rodney Faggotterという布陣で挑みます。Franco Caimiの出場はペルーの大会前に決定されます。
年間のラリーカレンダーの中で最も大きなイベントに向けてヤマハは準備を進めてきました。ペルーの南で開催される今回のダカール・ラリーは10個のステージから成り立っています。レースは1月7日にリマで開始となり、1月17日にライダー達は5,000kmの砂丘コースを走って再びリマに戻ってきます。
Adrien Van Beveren
「過去数ヶ月にいかに物事が進んだかと言うことに関して本当に嬉しく思っています。オン、オフでバイクのトレーニングを積み、ダカールに向けてしっかりと準備が出来ています。肉体的には昨年よりよい状態です。ペルーに向かう前もう少しトレーニングしたい部分ありますけどね。今回は90%が砂丘でのレースと発表されており、自分は砂丘のレースが大好きですから楽しみです。レースが短くなり、過去大会よりも緊迫した戦いになるでしょう。今回のラリーは自分のスタイルに合っていますし、リマでのスタートが待ち遠しいですね。」
Xavier de Soultrait
「明日レースがスタートするとしても、100%準備出来ています。過去数カ月はハードに自分のラリーバイクをフランスや各地の砂地で走り込んできました。それにナビゲーション強化も進めています。昨年はペルーの砂丘部分で非常に良いレースが出来ました。過去に数回ペルーでは走っていますし、地形、コンディションに対してしっかりと準備出来ていると思います。次回のダカールは短くなりますが、自分はこの形式のほうがいいですね。ギア、サスペンションの見直しをしていますので、ヤマハのバイクは今回のラリーにしっかりと準備が出来ています。ステージに関しても勉強していますし、すべてのステージに対してシミュレーションを行っています。もし想定どおりに進むのであれば、トップライダー達と戦い、かなり良い位置でレースを終えることが出来ると思います。」
Rodney Faggotter
「2019年のダカールが楽しみです。バハでもレースをしましたし、オーストラリアでも過去数ヶ月にトレーニングを重ねています。フィジカル、メンタル面で良い状態です。12月前半はしっかりとトレーニングを進め、モロッコでチームと準備を進めましたが、これが良いモチベーションとなりました。チームの雰囲気も良いです。しっかりとクリーンな走行をして自分のレースを展開したいと思います。今回のダカールは短いように思えますが、それでも長く厳しいレースだということはわかっています。すべてが上手くいけば、最終的な結果を改善しトップ10を目指せるでしょう。」
Franco Caimi
「体調と戻すためにとにかく全力を注いできました。毎日力強さを増していると思います。モロッコで負傷してアルゼンチンに帰ってきてから、ドクター、トレーナーの建てたプランに沿って回復を進めています。プールで泳いだり、自転車で走ったりとトレーニングを進めています。ドクターの許可が出次第、ラリーバイクでのトレーニングを始めたいと思います。現在出来る限りのことを進めていますし、可能であれば1月にダカールに参戦したいと思っています。リマのスタート前にメディカルチェックを受けることになりますが、そこで参加出来るかどうかがわかるでしょう。過去数週は良い形で回復していますので、1月にダカールに参加出来ることを願っています。」
チームディレクター Alexandre Kowalski
「今回のダカールにはハードに準備を進めてきましたし、この大きなチャレンジにしっかりと準備出来ていることを誇りに思います。ライダー達は皆砂丘ステージで高い戦力があり、1月に向けてWR450Fラリーにはいくつか変更を加えています。Adrienはしっかりと体調を整えており、大きな自信を持っています。Xavierは考えうる最高のコンディションですし、1月には大きな可能性があるライダーでしょう。またRodneyがチームにいるということも嬉しいことです。彼はメンタルが強い選手ですから、チームにとっては大きな価値があるライダーです。彼は同時に優れたメカニックであり、ダカールにおいては非常に重要なライダーとなります。Francoに関しては体調を取り戻すために出来る限りの事をしています。彼はリマにおいてメディカルチェックを受け、ラリーに参加出来るかの判定を受けることになります。我々はペルーで彼でラリーを行うためにすべての準備を整えています。」
(Source: yamaha-racing)
(Photo courtesy of yamaha-racing)