霧、悪天候で延期が続いていたマン島TTの予選走行がついに始まりました。早速昨年同様にイアン・ハッチンソン選手とマイケル・ダンロップ選手の激しい闘いとなっています。全クラスの結果はこちら
マン島TT2017のフラストレーションが溜まるスタートの後、予選走行がようやく火曜午後に行われた。昨年素晴らしい成績を収めたイアン・ハッチンソンとマイケル・ダンロップは昨年の走りをすぐに取り戻し、その平均時速は125マイル(約201km/h)を超えた。
午後に断続的に降った雨で、37.73マイル(約60.7km)のコースにはところどころウェットパッチが残っていた。最もウェットパッチが残っていたのはGreebaで、Glen HelenへのアプローチとGovernor’s Dipだった。しかしそれ以外の部分でのコンディションは良く、眩しい太陽と青空がセッションのスタート、フィニッシュで見られた。
ソロ・ニューカマーであるアダム・マクリーン、ポール・ジョーダン、ジョーイ・トンプソンは6:20少し前に走行をスタート。その後サイドカー・ニューカマーズがスタートすると、その後は6:35少し前に、スーパースポーツクラスのブルース・アンスティー、ジェームス・ヒリアー、イアン・ハッチンソン、ジョシュ・ブルックス、リー・ジョンストン等がスタート。
イヴァン・リンティン、ピーター・ヒックマン、マイケル・ラッターもライトウェイトクラスのマシンで少し早めにコースに出ていった。また2015年にPokerStarsシニアTTで走行して以来の走行となるガイ・マーティンもスーパースポーツマシンでスタートをした。
McAMSヤマハのイアン・ハッチンソンが118.845mphで最初に周回を終え、その後2番目に走行を終えたマイケル・ダンロップがTT2017のオープニングセッションの最速となる平均時速120.371mphを記録。ゲイリー・ジョンソンも同様に120mphを超え120.311mphを記録した。なお、彼はダンロップから僅かに0.5秒遅れのタイムだった。3番手タイムを記録したのはハッチンソンで、その後にディーン・ハリソンとジェイミー・カワード、ヒリアー、コナー・カミンズが続いた。2度目の走行ではハッチンソンとダンロップが共に121mphを突破。アンスティーとヒリアーが119.794mphと119.776hでこれに続いた。
7:10からは1000ccのマシンの走行が始まり、デビッド・ジョンソンがNortonでの初走行を披露した。彼はスーパースポーツでの参戦をしていないため、初めてのラップを周回するのに他のライダーよりも待つ結果となった。スティーブ・マーサーは120.906mphで走行し、ヒリアーとラッターがこれを僅かに上回ったが、Bennettsスズキのダンロップは125.680mphで走行し、余裕を持ってリーダーボードのトップとなった。
ハッチンソンは122.704mphを記録したが、ダン・ニーンがPenz13.com BMWで124.642mphという記録で2位ポジションを獲得していたため、4位を獲得するに留まった。ディーン・ハリソンは122.853mphを記録して3位、ピーター・ヒックマンとリー・ジョンソンはトップ6となり、ガイ・マーティンのスーパーバイクの平均速度は118.739mphであった。
その後ダンロップが再び125mphを記録。ハッチンソンはその日最速となるタイムを記録し、平均速度は125.839mphを記録。ヒックマンが4位となり、ラッターは124.117mphを記録し、スーパーストック最速の座をアンスティーから奪った。
明日の予選セッションは18:20から19:20まで予定されている。
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