2020年を振り返って、スズキのダヴィデ・ブリビオはコンスタントさが結果につながったと考えている。ジョアン・ミルの優勝回数は1回だが、誰よりも安定して成績を残したことがチャンピオンシップ優勝を呼び込んだ。何度も話題に上るサテライトチームについては、2022年になるだろうと語った。
2020年を振り返って
ダヴィデ・ブリビオ
「今年は素晴らしい1年ですが、開幕戦は両ライダーが0ポイントで終わりました。ターニングポイントはオーストリアで、ジョアン・ミルが表彰台、リンスは転倒しましたが良い位置で走行していました。」
「それからコンスタントに成績を残してきました。ジョアン・ミルは今年チャンピオンシップ優勝を達成しましたし、リンスはチャンピオンシップ2位争いをすることが出来ました。Ducatiともコンストラクターズ争いをすることが出来ていました。シーズン中に4回両ライダーで表彰台を獲得出来ましたし、ライダー達が成長し、バイクも素晴らしく機能した1年でした。」
コンスタントさが結果に結びついた
「今年の結果を得ることが出来たのはコンスタントさにあるでしょう。今年最もレースで優勝したのはヤマハですが、スズキはコンスタントさを発揮することが出来ました。しかし妙な1年だったのはあると思います。」
「今年は3レースが連続して開催される機会が多く、そして2連戦で同じサーキットでの開催がありました。これは間違いなくゲームバランスを大きく変えたと言えるでしょう。1戦目はサーキットに慣れバイクをセットアップし、2戦目で皆がスピードを上げてきました。ですからレースにおける争いがよりハードになっていたと思います。」
サテライトチームは2022年に組織したい
「スズキは今年ワールドタイトルを獲得しましたからサテライトチームが不要なんだといった声も上がるでしょうが、エンジニア達はそう思っていません。」
「2人のライダーではトラックから得られるデータにも限りがあります。ドライセッションが短い場合などは、十分なデータを得ることが出来ません。そしてスズキの場合、このような点でライバルよりも不利なわけです。」
「スズキはサテライトチームを持ちたいと思っていますが、これはトップレベルのマネジメントの承諾が必要です。目標は2022年ですが、2021年の遅くとも3月か4月には意思決定を終えなければなりません。そうでなければ準備を行う時間が足りないでしょう。」
(Source: suzuki-racing)
(Photo courtesy of michelin)