2021年の世界耐久選手権(EWC)のレース開催数を確保するため、鈴鹿8耐とエストリル12時間耐久のオーガーナイザー達は、FIM、ユーロスポーツイベントと共に、2つのレースの開催日程を変更することで合意した。
これによってエストリル12時間耐久ロードレースは、7月17日の開催となる。鈴鹿8耐は11月7日に開催されシーズン最終戦となる。なお、最終戦のためポイントは150%のボーナスポイントが与えられることになる。
日本では未だ緊急事態宣言発令中となり、国際的なチームやライダーが日本に入国し、レースを行うことは難しい。そのため、運営側は両レースの開催可能性を残すために今回の決断を行ったことになる。日本の鈴鹿8耐は灼熱の耐久レースのイメージがあるが、今回は冬の耐久レースとなりそうだ。
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改訂版 2021年世界耐久選手権(EWC)カレンダー
開幕戦(4/17-4/18)ル・マン24時間耐久ロードレース/フランス
第2戦(5/23)オッシャースレーベン8時間耐久レース/ドイツ
第3戦(7/17)鈴鹿8時間耐久ロードレース/日本
第4戦(9/18-9/19)ボルドール24時間耐久ロードレース/フランス
最終戦(11/7)エストリル12時間耐久ロードレース/ポルトガル
ユーロスポーツイベント フランコイス・リベイロ
「鈴鹿8耐とエストリル12時間耐久のオーガーナイザー達に、開催日程をスイッチしてはどうかと提案しました。 これは選手権開催の為でもあり、チームが日本に渡航しやすくする目的もありました。 各サーキットでの渡航、観客動員をどうするか明確なアイディアが出ていませんが、2021年は ルマンで開幕し、鈴鹿で最終戦を迎えることになるでしょう。」
モビリティランド 田中 薫
「7月にコカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースを開催しようと思っていましたが、新型コロナウイルスの影響により渡航制限が解除されないことを受け、イベントを11月に延期することとしました。今回の日程変更については、FIM、ユーロスポーツイベント、MFJなどが理解を示してくれたことに感謝しています。今後、我々は11月のレース開催を実現出来るよう全力を尽くします。」
FIM ホルヘ・ヴィエガス
「エストリルと鈴鹿の開催日程の変更を実現してくれた皆さんに感謝いたします。モーターサイクルファミリーの結びつきが、いかに強固であるかを示す良い例だったと言えるでしょう。これは日程変更で発生する問題の対処だけでなく、オーガナイザー間、国内のモーターサイクル協会の中で発生する各種の問題も含んでの変更だったわけですから。」
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エストリルサーキット アントニオ・リマ
「2020年のレースの成功を受けて、モータークラブ・オブ・エストリルは、10月に世界耐久選手権(EWC)の最終戦を開催使用と思っていました。しかし世界的なパンデミックによる状況の変化、ユーロスポーツイベント、FIMからの要請を受けて、エストリルにおけるレース開催の日程を7月17日に変更しました。ポルトガルでは感染症の状況は落ち着いており、リスクのコントロールも可能だと思っています。7月の開催では、観客動員、全チームメンバーの参加、ゲストが参加して、素晴らしいレースになることを願っています。」
(Source: EWC)
(Photo courtesy of EWC)