2023年もヨシムラ SERT モチュールはEWCで戦う!

スズキはオフィシャルにはMotoGPと同時に世界耐久選手権(EWC)からも2022年で参戦を停止すると発表したが、2023年にヨシムラ・スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム・モチュールは世界耐久選手権(EWC)へ継続参戦を続ける。スズキからのサポートがどの程度あるのか未だ不明ながら、大いに期待したい。[adchord]

チームディレクター 加藤陽平

「ヨシムラ SERT モチュールが2023年の世界耐久選手権(EWC)に参戦出来ることを大変うれしく思います。スズキ株式会社(SMC)が2022年末でMotoGPとEWCへのファクトリー参戦を終了するという声明は非常に消化しにくいものでした。しかし、私たちはこの状況を受け入れ、2023年のEWCに向けて新たな計画を立てることにしたんです。」

「しかし、その後スズキ株式会社の理解、新チームへの支援が決定したことで、私達はスズキを代表として最高レベルで活動を続けていくことになりました。2023年にEWCのタイトル奪還をかけて全力を尽くします。」

「この場を借りて、長年支えてくださったモチュール、デンソーをはじめとするスポンサー各社、パートナー企業、ファンの皆さまに感謝申し上げます。彼らだけでなく、チームメンバーもEWC参戦を切望していたため、EWC参戦実現が本当に嬉しいですね。」

「2022年シーズンは、最終戦までチャンピオンシップをリードしていましたが、予期せぬトラブルによりタイトル防衛を果たせませんでした。今後も優秀なヨシムラSERTモチュールのライダー、チームメンバーと共に前進していきます。我々の目標は2023年に全戦で優勝することです。特にル・マン24時間レースでの3年連続優勝というチャレンジを楽しみにしています。」

チーム・マネージャー ダミアン・ソルニエ

「ヨシムラ SERT モチュールとのパートナーシップを2023年まで継続することをヨウヘイさんと共に確認できたことは大きな喜びです。3年目となる今年は、ヨシムラとスズキの両社との関係を象徴する赤と青のカラーリングでスズキGSX-R1000Rを走らせる予定です。来年4月にサーキットに戻る際には、伝統のゼッケン12で走る予定です。」

「スズキがオフィシャルに撤退したとはいえ、この重要な世界選手権でスズキの代表として走り続けるわけですから、スズキから大きなサポートを受けることができます。スズキの信頼に応え、2023年のEWCでスズキを表彰台の頂点に返り咲かせるべく、全力を尽くします。」

「また、長年のパートナー、そして新たなパートナーが、新シーズンに向けて私たちをサポートしてくれることに感謝しています。彼らの協力があれば、我々は目の前の仕事に集中し、パワーアップしてタイトル奪還に向けて準備をすることが出来ます。来年4月のル・マンでのEWC開幕戦に、多くのファンやサポーターをお迎えすることを楽しみにしています。」