ヨシムラ SERT モチュールは2023年のライダーラインナップを、グレッグ・ブラック、シルヴァン・ギュントーリ、エティエンヌ・マッソンにすると発表した。2022年の中ですでにシメオンの引退、ヨシムラと渡辺一樹の契約終了がアナウンスされていた。

加藤陽平

「2023年のライダーラインナップを発表出来て嬉しく思います。ブラックにはリーダーの役割を担ってもらいたいと思っていますし、彼のファイティングスピリットに期待しています。シルヴァンはこのチームの屋台骨として彼の豊富な経験、コンスタントな走りを活かしてほしいと思っています。そして再びエティエンヌ・マッソンをチームに呼び戻すことが出来て良かったと思います。」

「この3人のライダー、チーム、スズキGSX-R1000Rが、ヨシムラ SERT モチュールを新たなステージに連れていってくれるでしょう。日本鈴鹿8耐はユニークなイベントですから、日本人を起用する可能性はあります。しかし24時間レースはこのライダー達で戦うつもりです。」

グレッグ・ブラック

「2023年シーズンもヨシムラ SERT モチュールで戦えることを大変嬉しく思っていますし、全員が経験豊富ですから、新たにタイトル獲得のために戦うことができると信じています。最大の目標はEWCのタイトルを取り戻すことであり、2022年に惜しくもタイトルを逃した後、より強い決意を持って2023年に臨みます。新シーズンの最初のテストでチームに再会し、シーズンをスタートできることを楽しみにしています。応援してくださる多くのファンのために、スズキの代表として世界で活躍できることを大変うれしく思っています。」

シルヴァン・ギュントーリ

「2021年、2022年に多くの成功を収めた後、チーム・ヨシムラ SERT モチュールでこの冒険を続けられることが嬉しく、楽しみにしています。2023年シーズンの目標は、各イベントで優勝し、ナンバー1のプレートを再び手にすることです。チーム、チームメイト、そしてスズキGSX-R1000Rとともにル・マンに参戦することが待ち遠しいです。」

エティエンヌ・マッソン

「チームにはフランス人だけでなく、日本人の知り合いもたくさんいるので、彼らと一緒に仕事ができることがとても楽しみです。チームメイトは世界耐久選手権のベストライダーであり、この3人は世界選手権で最も強いライダーだと感じています。」

「GSX-R1000Rでの経験は豊富ですが、ブリヂストンタイヤでの走行は初めてですから、初走行がとても楽しみです。今からル・マンでのレースに向けて早く準備したいと思います。私を信頼してくれたヨシムラSERTモチュールに感謝すると同時に、彼らと一緒に仕事をし、キャリアの新しいページを開くことが待ち遠しいですね。」

(Photo courtesy of yoshimura)