2022年に向けてKRTが始動
2022年に向けてKRTは早速動き出す。チームは12月15日から17日にかけて、スペインのヘレスで2022年シーズン最初のテストを行う。参加するのは今年トプラック・ラズガトリオグルとチャンピオンシップを争ったジョナサン・レイ、そしてチームメイトのアレックス・ロウズだ。
クリスマス、年末年始の休みを前に、2人はNinja ZX-10RRにアップグレードパーツ、テストパーツを装着して性能を評価する。ジョナサン・レイは今年13レースで優勝しており、最終戦インドネシアでは2つのレースで勝利している。
アレックス・ロウズは怪我に苦しんだ1年ながら5回表彰台を獲得しており、現時点でもまだ怪我からの回復途上だ。冬休みに入る前に体の回復具合を確認してシーズンオフを迎えたいところだ。
(※写真は今シーズン中のもののため、ジョナサン・レイのゼッケンは1のまま)[adchord]
ジョナサン・レイ
「シーズンエンドのフィーリングを維持したままテストに挑めるのは良いことです。ヘレスは多くのデータがありますから、カワサキにはポジティブなサーキットです。最も得意とは言えないサーキットですから弱点の強化にも役立つでしょう。今回は新しいシャーシと電子制御パーツをテストします。良いフィーリングが得られることを期待していますが、しっかりとデータを持ち帰ってエンジニアがパッケージを改善することに繋がることを願っています。ラップタイムのプレッシャーはありません。良い天候のもとでテストを行えればと思っています。」
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アレックス・ロウズ
「2022年のパッケージを決める上で重要なてエストです。手首の怪我は100%の回復ではありませんが、パフォーマンス改善が目的ではありません。クルーチーフのマルセル、電制エンジニアのダニロは多くの試すべき内容を準備してくれています。どの部分の改善が出来るか楽しみですね。用意されたテストアイテムをしっかりとテストしきることが最大の望みですね。」
ギム・ロダ
「2021年のフィーリングを維持したままテストに挑むことが目的で、来年に向けたアイディアをいくつか試していくことになります。カワサキがこのバイクに関して取り組んできた改良点に関する確認、セットアップの方向性を決めていく形になります。ヘレスのテストは競争力を高めるためのものです。ライダーのテスト日数は制限されていますから、今回のテストをしっかりと活用して有効なものにしたいですね。今年はあと少しでゴールを達成出来るところでした。大きな変更にはなりませんが、弱みと認識しているエリアを強化していこうと思っています。」
(Source: KRT)
(Photo courtesy of KRT)