前回も述べていたように、アプリリアはクラッチの改善が必要でスタートで大きく出遅れてしまう。アレイシはブレーキングが強力ながらコーナリングスピードが遅いマルク、ジャックに先行されたことで自分のリズムで走行出来ない状況が続き、ジャックをオーバーテイクしたタイミングでマルクがミスをしたことで一気に3位に浮上。
以降は2人を突き放して3位を獲得した。これで来年からコンセッションがなくなることが決定となったが、抜群の安定感を発揮しており、タイトル争いにおいても可能性は十分にある。[adchord]
今シーズンは最後までファビオを追っていく
アレイシ・エスパルガロ
「今年のクラッチは本当に改善が必要でスタートでまたも出遅れてしまったんです。中上を抜くことが出来たんですが、ジャックとマルクを抜くことが出来ませんでした。彼らよりも遥かにペースが良かったのでフラストレーションが溜まりました。彼らはブレーキングが深くて、自分のコーナリングスピードを生かした走りが出来なかったんです。そうこうしている間にペッコとファビオが逃げてしまったんです。」
「自分がコーナリングスピードを活かす走りをしていたら、2人ともブレーキングが深いので追突していたでしょうね。そういったわけで今日は我慢を強いられるレースでした。40分間待ち続けてマルクがミスをしたタイミングで2人をオーバーテイク出来ました。」[adchord]
「ラッキーだったのはマルクがミスをしたのが、自分がジャックをオーバーテイクしたタイミングだったことです。そして、それ以降の3周で0.5秒突き放すことが出来ました。ペッコとファビオの走りは見事でしたが、自分がもし彼らについていけたなら、優勝争いは出来なかったにしても、かなり接近してレースが出来たはずです。」
「正直なところ、今日のペッコ、ファビオのような走りをするには、まだなにか足りない部分があるんです。しかしコンスタントさが鍵です。チャンピオンシップ争いが出来るかはわかりませんが、今シーズンは最後までファビオを追っていきたいと思います。」
(Photo courtesy of michelin)