練習走行、予選と苦戦していたホルヘ・マルティンだったが、レースにおいてはスタートを決めてフロント集団に加わった。その後はルカ・マリーニ、アレックス・マルケスを抜いてトップに立つと、そのままトップを走行。最終ラップまでファビオ・ディ・ジャンアントニオが食い下がったが、優勝を手にしている。これでフランチェスコ・バニャイアとのポイント差は7ポイントとなった。

他のライダーよりもスピードがあることはわかっていた

ホルヘ・マルティン

「昨日、今朝も含めて難しいセッションが続いた後での優勝ですから本当に嬉しいですね。タイヤに関しても正しい選択が出来ましたし、チームも素晴らしい仕事をしてくれました。レースに挑む時点で優勝出来る自信がありました。」

「ターン4ではワイドになってしまったんですが、他のライダー達よりもスピードがあることがわかっていたので、落ち着くのは難しい状況でしたが、集中して走行しました。」

「今回は序盤はバイクが機能しておらず、トラックも汚れていたのであらゆるミスをしやすい状況でした。他のトラックであれば問題なかったかもしれませんが、このトラックでは走行可能なラインが狭く、タイムがなかなか出ずにフラストレーションが溜まりました。ただ、今日はすべてが良い形で進行しましたし、ポテンシャルを十分に発揮出来ました。」

「レースを見返すのが待ちきれませんが、今回は練習を通じて良いスタートが出来ずにいました。しかしレースでは素晴らしいスタートをすることが出来ました。このトラックではラインを外すと路面が汚れていて転倒に繋がりますが、その状況でペッコとルカに抜かれました。しかし、ここで集中を切らさずにトップを目指して走り続けたんです。」

(Photo courtesy of michelin)