ホルヘ・マルティンがDucati陣営からアプリリアへと移籍したこともあり、PramacのDucati離脱の可能性は今まで以上に高まっていると言える。ヤマハはグリッド上からのフィードバックを拡大するため、サテライトチームの獲得を熱望しており、その候補として真っ先に上がっているのがPramacだ。

PramacはDucatiとの契約下にあるが、2年の延長オプションがあり、その延長オプションを行使出来る期限は7月31日までとされる。なお、PramacがDucati陣営に残留する場合、引き続きファクトリースペックのバイクを2台使用することが出来るわけだが、ホルヘ・マルティンが抜け、今年いっぱいでフランコ・モルビデッリとの契約が終了する状況で、Pramacは新たにライダーを2人獲得する必要もある。

なお、Ducatiはフェルミン・アルデゲルを2025年にMotoGPに参戦させることを、今年の3月に発表しているが、そのシートは未だに決まっていない。PramacがDucati陣営のチームとして残るのであれば、Pramacからの参戦となる可能性も高いが、現時点でPramacはDucatiとの契約を延長するか否かについてコメントを発表していない。

解決策は我々の手元にはない

ジジ・ダッリーニャ

「決断の時間が迫っているので、最終段階にいることは明らかです。解決策は我々の手にあるわけではないので、ただ待つしかありません。PramacとDucatiは長年の歴史があります。我々は多くの協力をしてきて、友情があります。パオロ・カンピノーティがDucati陣営に残留する決断をすることを望んでいます。」

(Photo courtesy of michelin)