プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPチームは、2025年MotoGP世界選手権第15戦カタルーニャGPに向けてバルセロナに到着。6月に行われたプライベートテストでの収穫を武器に、技術的に難易度の高いカタルーニャ・サーキットで貴重なポイントを狙う。

オリヴェイラ 好相性のバルセロナでさらなる上位進出へ

前戦ハンガリーGPで今季最高の走りを見せたミゲル・オリヴェイラは、過去に何度も好成績を挙げているカタルーニャでさらなる飛躍を誓う。2021年にはMotoGPで優勝、Moto2では2017年と2018年に表彰台、Moto3でも2012年に3位を獲得しており、総合4度の表彰台に加え、3度のトップ5入りとこのトラックとの相性の良さが際立つ。さらに、これまで2回フロントロウからスタートしており(ともに3番グリッド)、好位置からの展開にも期待がかかる。

ミゲル・オリヴェイラ

「バルセロナに向けて気持ちはすごく高まっています。バラトンでは良いレースができましたし、自信もついています。もちろん、マシンにはまだ課題がありますが、6月にここでテストを行ったことで、週末に向けた準備は整っています。全力を尽くすつもりです。」

ミラー 苦いハンガリーを経て攻勢へ — 得意のコースで意地を見せる構え

前戦ハンガリーGPでリタイアを喫したジャック・ミラーは、2021年に3位表彰台を獲得したカタルーニャでのリベンジに燃える。同年には初のフロントロー獲得も果たしており、それを含む4度のトップ5フィニッシュと、バルセロナでも十分に戦える力を持っている。

ジャック・ミラー

「モントメロは本当に好きなサーキットのひとつです。過去にはここでバチバチのバトルもできましたし、いい結果も残してきました。ハンガリーは悔しい週末になったので、今週末はしっかり巻き返したい。ヤマハはまだ開発途中ですが、6月のテストで得たデータは心強い材料になっています。全力で戦う準備はできています。」

チームディレクター ジーノ・ボルソイ

「6月にモントメロで行ったプライベートテストは非常に有意義なものでした。このサーキットはヤマハにとっても、そして我々のライダーたちにとっても相性が良い。今週末は、ヤマハ勢全体にとっても競争力を取り戻すチャンスだと考えています。ジャックもミゲルもこのサーキットでは好成績を残してきた実績があり、メンタル面でも後押しになるでしょう。」