レッドブルKTMファクトリーレーシングのダニエル・サンダースが、サウジアラビア・ビシャで開催された2025年ダカールラリー第1ステージを制し、総合首位に立った。プロローグでも勝利したサンダースは、初日の本格的なステージでも圧巻の走りを見せた。ルチアーノ・ベナビデスは6位で健闘し、ケビン・ベナビデスは17位で復帰レースを終えた。ラリー2クラスに参戦したエドガー・カネットは準優勝を果たし、総合15位と健闘した。
プロローグから好調を維持するサンダース
29kmのプロローグでは、ダニエル・サンダースが最速タイムを記録し、土曜日の第1ステージで23番手スタートという有利なポジションを選んだ。カネットはプロローグで3位、ルチアーノ・ベナビデスが7位、ケビン・ベナビデスが24位だった。第1ステージでは499kmのループコースがライダーたちを待ち受けた。砂地とダートが入り混じる難コースを克服し、413kmのタイム計測区間を攻略する内容だった。
ダニエル・サンダースの独走劇
サンダースは序盤150km地点で最速タイムを記録し、その後もリードを守り続け、最終的に2分以上の差をつけてフィニッシュ。総合首位に立ち、次の48時間クロノステージでその座を守る構えだ。
ダニエル・サンダース
「かなりタフなステージでした。ダストが多く、後方スタートは思ったより厳しかったですが、全員が追い上げる展開で最後はスピードとポジションを守ることに集中しました。最高のスタートになったし、次の48時間ステージが楽しみです。」
(Photo courtesy of KTM)